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最大10Gbpsの「USB 3.2」策定へ

 USB規格を策定する団体、USB Implementers Forum内のUSB 3.0プロモーターグループは、「USB 3.2」を発表した。9月にも正式に策定される予定。

 USB 3.2は、従来のUSB 3.0およびそれ以前のUSBと互換性を保ちつつ、さらに高速かつ、帯域幅の拡張が図られる。マルチレーンソリューションに対応し、1レーンで5Gbpsあるいは10Gbpsの通信が可能。たとえばUSB 3.2同士のデバイスであれば、2GB/秒を超えるデータ転送が可能だという。2レーンでの動作と1レーンでの動作はシームレスに移行できるようになっている。SuperSpeed USB/Super Speed USB 10Gbpsの認定を受けたUSB Type-Cケーブルとコネクタは、USB3.0の段階でさらなる高性能化をサポートしていたとのことで、適切な認定を受けたUSB Type-CケーブルとUSB 3.2対応のデバイスとホストとの組み合わせでUSB 3.2の恩恵を受けられる。

 USB 3.2のロゴマークなどブランディングやマーケティングのガイドラインは最終仕様書の発行後に決まる。今後は2017年9月に開催される「USB Developer Days」での正式なリリースが予定されている。