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糸魚川火災、携帯キャリア各社が支援措置

 新潟県糸魚川市にて12月22日に発生した大規模な火災を受けて、大手キャリアは被災地域のユーザーに対する支援措置を発表している。災害救助法指定地域のユーザーが支援の対象となる。

 また、KDDIは避難所となっている糸魚川市民会館にて、誰でも使える災害時無料公衆Wi-Fi「00000JAPAN」の提供を22日21時より開始した。

NTTドコモ

 NTTドコモは、電池パックやACアダプターなどの付属品を無料で提供し、故障した携帯電話の修理代金を一部減額する。請求書払いのユーザーに対しては、12月請求分の料金支払い期限を1月31日まで延長する。

 新たに電話機を購入する場合に特別割引を提供し、契約事務手数料を無料化する。本人確認書類が不足している場合も後日、本人確認をすることを条件に、契約手続きを受け付ける。

 ドコモ光のユーザーが申し出た場合、避難などで利用できなかった期間のドコモ光の基本料金を無料とする。ドコモ光にて利用しているルーターなどのレンタル機器を破損した場合は、申出により無料で交換する。また、仮住所に移転する際のドコモ光の移転費用を無料とする。

 支援措置の期限は1月31日まで。付属品の無償提供や携帯電話を割引購入、修理代金や手数料の減免は、対象地域のドコモショップにて受け付ける。

au(KDDI)

 KDDIは、新潟県の修理受付拠点にて、火災で故障した携帯電話の修理費用をの一部を軽減する。また、1月31日まで、機種変更やSIMカード再発行などの手数料を減額する。被災地域のauショップにて、本人確認書類に不備がある場合でも、後日の本人確認を条件に受付する。請求書払いのユーザーに対しては、12月請求分の料金支払い期限を1月31日まで延長する。

 au one netの固定通信サービスでは、ユーザーの申告により、避難していた期間の利用料を減額し、レンタル機器の無料交換を実施。引っ越し後に利用する場合は、移転元の初期費用を還元し、移転元の初期費用相当を割引する。auでんきでは、避難期間の基本料金を減額する。

ソフトバンク(SoftBank、Y!mobile)

 ソフトバンクでは、火災で故障した端末の交換や修理時に、加入サービスや機種に応じて、費用を減免する。固定通信サービスでは、申出によって避難中の月額料金を減免し、機器に破損がある場合は無料で交換する。

 また、請求書払いのユーザーに対し、支払い期限を1カ月延長する。

UQコミュニケーションズ(UQ WiMAX、UQ mobile)

 UQコミュニケーションズは、UQ WiMAXとUQ mobileにて、請求書支払いを利用しているユーザーに対し支払期限を1月31日まで延長する。また、被災地域のユーザーに対し、通信料金などの支援措置を実施する。