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山手線車内に設置の音波ビーコン、アプリ事業者が利用可能に

アプリのコンテストも開催

 JR東日本とNTTドコモは、JR山手線の全車両に設置している音波ビーコン「山手線ビーコン」をアプリ事業者が活用できるようにする、「山手線チェックイン」サービスを11月1日から提供する。

 山手線の車内に設置されたビーコンは、これまで「JR東日本アプリ」で利用されており、ユーザーが乗車している車両の位置や、列車の混雑度などの情報が提供されてきた。今回の取り組みにより、車内の音波ビーコンは「山手線チェックイン」サービスとして、アプリ開発企業が利用できるようになる。

「山手線チェックイン」サービスの構成

 先行事例として、コーエーテクモゲームスがゲームアプリ「真・三國無双 for スゴ得」が12月から「山手線チェックイン」サービスに対応、山手線に乗車しているプレイヤーに対して、山手線の全29駅にちなんだアイテムを各駅で配信する。コーエーテクモゲームスは今後配信される新作ゲームでも「山手線チェックイン」サービスを導入する予定。

 山手線のビーコンは、ビーコンの設置をJR東日本が、Air Stampの技術をもとにした「山手線チェックイン」サービスの運用をNTTドコモが手がけており、JR東日本とドコモが共同で、アイデア・アプリコンテストも開催する。アイデア部門はアイデアソンの形で開催され、アプリ部門は法人が対象。アプリ部門の上位入賞チームには山手線内でテストマーケティングが行える権利が提供される。