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SIMフリーのAQUOSケータイなど、楽天モバイルが冬春モデルを追加

20GB、30GBの大容量プランやデータシェアも

 楽天は、MVNO「楽天モバイル」において、2016年冬~2017年春モデルとして発売する端末や新サービスを発表した。

 スマートフォンでは新たに「AQUOS SH-M04」を2万9800円(税抜、以下同)で12月中旬に発売する。また、LTE対応のフィーチャーフォン型端末「AQUOSケータイ SH-N01」を2万4800円で12月上旬から、タブレットの「MediaPad T1 7.0 LTE」を1万980円で10月27日に発売する。いずれも楽天モバイルのSIMカードとセットで販売される。

 すでに提供している「コミコミプラン」は、10月27日から対象端末を「ZenFone 3」「ZenFone Go」と、新モデルの「AQUOS SH-M04」などにも拡大するほか、「honor 8」を対象とした「プランLL」を12月末に新設。楽天モバイルの2周年キャンペーンも実施される。

 本稿では主に端末についてお伝えする。大容量プラン、データシェアサービスなどについては別のニュース記事でも掲載している。

「AQUOS SH-M04」

 「AQUOS SH-M04」は、すでに「UQ mobile」で発表されている「AQUOS L」などに近いモデルで、ミドルクラスでも使い勝手を高めたシャープ製のスマートフォン。

 IGZO液晶ディスプレイは省エネ駆動が可能で、ソフトウェアでは画面の明るさやCPUの動作を抑える「長エネスイッチ」も搭載。防水・防塵で、水滴が付いた状態でも操作できる。

 カメラは1310万画素で、オートモードを進化させた「おすすめプラス」を用意。おサイフケータイに対応している。進化したエモパー、覗き見防止フィルター、ストラップホールを備える。

 ディスプレイは約5インチ、1280×720ドットのIGZO液晶ディスプレイ。チップセットはSnapdragon 430で、1.4GHzと1.1GHzで構成されるオクタコア。RAMは2GB、ストレージは16GB。メインカメラは1310万画素で、インカメラは500万画素。最大256GBまでのmicroSDXCカードが利用できる。SIMカードのサイズはnanoSIMカード。OSはAndroid 6.0。

 バッテリー容量は2700mAh。大きさは約143×71×8.3mmで、重さは約138g。ボディカラーは楽天限定のレッドと、ネイビー、ホワイトの3色展開。

「AQUOS SH-M04」

「AQUOSケータイ SH-N01」

 「AQUOSケータイ SH-N01」は楽天モバイルとして初めて取り扱うというシャープ製の折り畳み型端末。ソフトウェアはAndroidベースで開発され、LTEや高性能なカメラ機能、Webブラウザなどに対応する。

 ヒンジ部分にワンプッシュで開けられるボタンを装備。本体は防水・防塵と耐衝撃性能を備える。カメラは800万画素で、スマートフォンゆずりのHDR機能なども利用可能。

 VoLTEをサポートし、高品質な通話が可能。画面の「拡大鏡」、相手の声が聞きやすい「でかレシーバー」を搭載する。テンキー側本体には3つのショートカットキーを備えている。

 ディスプレイは約3.4インチ、540×960ドットのTFT液晶ディスプレイ。チップセットはSnapdragon 210で、1.1GHzのクアッドコア。RAMは1GB、ストレージは8GB。メインカメラは800万画素。最大32GBまでのmicroSDHCカードが利用できる。SIMカードのサイズはnanoSIMカード。Wi-Fi、Bluetoothをサポートし、テザリングに対応する。

 バッテリー容量は1800mAh。大きさは約113×51×16.7mmで、重さは約131g。ボディカラーはレッドと、ホワイト、ブラックの3色展開。

「AQUOSケータイ SH-N01」

「MediaPad T1 7.0 LTE」

 「MediaPad T1 7.0 LTE」はファーウェイ製のAndroidタブレット。片手で持てる7インチのディスプレイを搭載する。背面はメタル素材で4100mAhのバッテリーを搭載。OTGケーブルを用いることで、ほかの端末を充電する給電機能も用意されている。マイクを搭載しており、音声通話に対応している。

 ディスプレイは約7インチ、1024×600ドットのIPS液晶ディスプレイ。チップセットは「SC9830I A7」で、1.5GHzのクアッドコア。RAMは1GB、ストレージは8GB。メインカメラは200万画素で、インカメラは200万画素。最大128GBまでのmicroSDXCカードが利用できる。SIMカードのサイズはnanoSIMカード。OSはAndroid 6.0。

 バッテリー容量は4100mAh。大きさは約191.8×107×8.5mmで、重さは約278g。ボディカラーはシルバーのみ。

「MediaPad T1 7.0 LTE」

コミコミプランの拡大

 通信料に端末代金もセットにした「コミコミプラン」は、選べる端末が拡大。10月27日からは、コミコミSに「ZenFone Go」が、コミコミLに「ZenFone 3」が追加される。コミコミMでは、12月中旬に発売される新モデル「AQUOS SH-M04」が対象になる。さらに12月末には、「honor 8」を対象にした「コミコミLL」が新設される。

楽天モバイル2周年キャンペーン

 楽天モバイル2周年キャンペーンでは、同社Webサイトにて「honor 8」が1万円引きの3万2800円で販売される。また既存ユーザーが機種変更・買い増しで「P9 lite」を購入する場合、1万円引きの1万9980円で販売する。通話SIMのユーザー向けに、追加のSIMカードをお得に契約できるキャンペーンも実施される。

大容量プラン

 月間20GB、月間30GBの大容量プランは、11月4日から提供する。2017年1月からはデータシェアサービスも開始する予定。

 20GBプランは月額4750円、30GBプランは月額6150円。5分かけ放題オプション(月額850円)を付けても、他社よりも安いと謳う。3日間の利用量で判定する終日制限をこのプランでは廃止しているほか、テザリングに追加料金は発生しない。

 このほか、月額利用料の支払いについて、11月下旬から口座振替に対応する。手数料が月額100円かかる。口座振替は、端末代金の支払いには利用できない。

 大容量プラン、データシェアサービスなどについては別のニュース記事でも掲載している。