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「iPhone女子」にMVNOの魅力を伝えるmineo

 「iPhone 7が気になる、でも月々の料金は安くしたい」――そんな女性のためのイベントが27日、開催された。

 主催は女性向けのイベントを企画する女子部JAPAN。もともと「iPhone女子部」として始まったコミュニティということもあり、女子部JAPAN 部長の小林奈巳氏と副部長の村上沙織氏は、iPhone 7の購入レポートを発表。防水性能を試したり、ズームカメラを実演したりした。

 ゲストとしてMVNOサービス「mineo」(マイネオ)のサービスを統括するケイ・オプティコムの上田晃穂氏が登壇し、mineoを紹介。会場に集まった約30名の女性が熱心に聞き入った。

 上田氏はmineoをはじめとしたMVNO事業者が低価格で提供できる理由を「大手キャリアの回線を借りつつ、広告費やサポートを必要なものに限っているから」と説明。大手キャリアとの違いを説明しつつ、コミュニティサイト「マイネ王」や、全ユーザーが容量を貯めて置ける「フリータンク」など、mineo独自のサービスを紹介した。大手キャリアのiPhoneでmineoサービスを使う方法も案内した。

 iPhone 7購入にあわせてmineoに乗り換えた小林氏は、mineoへの切り替えと購入にかかった金額を体験談とともに紹介。「iPhone 6sの残債が4万円残っていたので、ドコモとの“お別れ料”が5万円、SIMロックフリーのiPhone 7が7万円で14万円ほどかかった」としつつも、「毎月の料金が安くなって、2年縛りもなくなって身軽になった。iPhone 7よりmineoに乗り換えたことが嬉しい」と体験を語った。

イベント参加者に配られたチェックシート

プレゼンテーション後は各テーブルにmineoの担当者が入り、iPhone 7の実機を通してmineoの使い方を説明。「速度制限がかかっても使える?」「プロファイルって何?」といった参加者からの質問に答えていた。

左から、女子部JAPAN 副部長の村上沙織氏、ケイ・オプティコム モバイル事業戦略グループグループマネージャー 上田晃穂氏、女子部JAPAN 部長の小林奈巳氏

「MVNOについて知る機会を作る」~上田氏一問一答

 イベント終了後、報道陣からの囲み取材に上田氏が答えた。

――今回のイベントを終えての印象は。

上田氏
 みなさん、真剣に聞いているなと感じました。普段、MVNOについて知る機会が無いのだと思います。CMで「mineo」と聞いただけでは、それが何なのか分からない。MVNOは理解して契約すれば誰にでも安くなる方法だと思いますので、こうしたイベントを通してmineoが知っていただくの試みは続けていきたいと思います。

――なぜ女性を対象にしたイベントを実施されたのでしょうか。

上田氏
 当初のユーザーはMVNOに対する知識があるは30代~40代の男性が中心でしたが、今後は女性や若者など、もっと広い対象に向けてアプローチしていきたいと考えています。女性にmineoのサービスを知っていただく機会として、今回のイベントを実施しました。

――「店頭でのサポートがほしい」というユーザーに対してはどう働きかけていきますか。

上田氏
 やはり、メインはmineoのWebサイト上でのサポートや、電話サポートです。加えて、「マイネ王」での先輩mineoユーザーからのフォローがあります。その上で、どうしても対面でサポートしてほしい、というユーザーさんのために、直営店の3店舗と、家電量販店などのリアルチャネルがあります。家電量販店などは今年度では100店舗に増やしていく予定です。

 もうひとつ、あるコミュニティの中で1人がユーザーになると、その人から口コミで伝わっていくこともあります。身近な方から使い方を教わって、じゃあ自分もやってみるかな、といった形で広がっていく草の根的な展開は、特に女性に多いと思います。

――現在のユーザー層の状況はいかがでしょうか。

上田氏
 契約者の属性では男性7割、女性3割です。ただし、これは契約者の情報なので、親の名義で利用している場合など、実際に利用されている方はまた違ってくると考えてます。例えば、マイネ王の書き込みでは、「家族で乗り換えました」というものが多く見られます。これは一気に乗り換えているというわけではなく、まずはお父さんが乗り換えてサービスを体験して、そこから家族みんなで芋づる式に乗り換えられるというケースが多いのかな、と思っています。

――本日はどうもありがとうございました。