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迷惑メールの申告情報、携帯各社で相互提供

 電気通信事業者協会(TCA)と、NTTドコモ、KDDI、沖縄セルラー電話、ソフトバンク、ウォルト・ディズニー・ジャパンの各事業者は、ユーザーが申告した迷惑メールに関する情報の相互提供を、10月1日に開始する。

 ドコモ、au、ソフトバンク、ワイモバイルは、迷惑メール(スパムメール)の流通を阻止するため、ユーザーの携帯電話に届いた迷惑メールの情報提供を呼びかけている。各キャリアは迷惑メールの申告窓口として、専用のメールアドレスを設置している。そのアドレス宛に受信した迷惑メールを転送して、申告できるようになっている。

 これらの申告情報は、各キャリアによって独自に管理されている。今回の取り組みは、迷惑メールの送信元となったキャリアが、自社の加入者に迷惑メール送信者がいることに気づきやすくするため、関連キャリア間でこの申告情報を交換するもの。

 迷惑メールの申告を受けたキャリアは、送信元となったキャリアに対して、迷惑メールの件名、本文、送信者のメールアドレス、送信日時、受信者のメールアドレスといった情報を提供する。

 なお、各キャリアから利用停止措置を受けた迷惑メール送信者の情報については、2006年よりキャリア間での情報共有が行われている。迷惑SMSについては、2011年より申告情報の相互提供されている。