Operaのスマホ向けVPNアプリ、Android版が登場

　Opera Softwareは、無料のAndroid向けVPNアプリ「Opera VPN for Android」の提供を開始した。iOS版は5月に登場しており、それに続く提供となる。

　VPN（Virtual Private Network、仮想プライベートネットワーク）は、サーバーと接続して、仮想的な専用回線を利用できる技術。もともとは外出中に社内のネットワーク（イントラネット）へアクセスする際などに利用されていたが、インターネットよりセキュアな環境での通信を可能にすることから、セキュリティ面で不安がある公衆無線LANサービスを使う場合にも有益とされている。

　ログイン手続きなどをせずに、無料で制限なく利用できるとうたうOperaのVPNアプリは、米国、オランダ、カナダ、シンガポール、ドイツに設置されたサーバーを介して、より安全な通信を可能にする。日本語表記に対応しており、ノルウェーに拠点を置くOperaらしく、ヴァイキング（Viking）のキャラクターが使い方をレクチャーしてくれる。利用中は通知バーに鍵のマークが表示される。

　公衆無線LANサービスのような環境でもより安全な通信を可能にするほか、広告のトラッキング用Cookieをブロックするなど、プライバシーを守りながらWebブラウジングを楽しめる。また利用中のWi-Fiアクセスポイントが安全かどうか、セキュリティテストを行う機能も用意されている。