「beskey」開発者インタビュー
3種類のキーパッドを選べて交換できる防水ケータイ
HD動画が撮影できる端末や、3D映像が楽しめる端末など、最先端の機能でユーザーを驚かせてきた日立。同社が今回の「beskey」で追求したのは、ユーザーインターフェイスの基本であるキーの使用感である。試行錯誤の末にたどり着いたのは、3種類のキーパッドを付属し、自由に選べて交換できるという「セレクトキーパッド」。しかもIPX5/IPX7相当の防水性能を持ちながら、ユーザー自身が簡単に換えられる。
この「セレクトキーパッド」に至った経緯や端末のこだわりについて、NECカシオモバイルコミュニケーションズのKDDI事業部 営業グループ 主任 光永博史氏、同事業部 商品企画グループ 主任 米澤八栄子氏、同事業部 第二商品開発本部 第二構造設計グループ 田中理恵氏、第二ソフトウェア開発本部 仕様設計グループ 主任の濱田充氏、日立製作所のデザイン本部 ホームソリューションデザイン部 専門デザイナー 笠井嘉氏、同部のホームソリューションデザイン部 池ヶ谷和宏氏にお話を伺った。
■開発コンセプト
――「beskey」の開発コンセプトについて教えてください。
光永氏
メールやブログなどケータイでのコミュニケーションが頻繁で、よくキーを打ち、その使い勝手に必要性を感じている20代女性をターゲットに、キーの打ち方に応じて、3種類のキーから自分に合うキーが選べるセレクトキーパッドを用意しました。さらにイルミネーションで楽しさを演出しつつ、メール機能も充実させて、トータルでもっとケータイを使いたくなるような、そしてその結果、ケータイライフがもっと快適に、もっと楽しくなるようなケータイを目指して開発しました。
――一番の特徴はその選べて交換できるキーパッドだと思うんですが、過去にも例の無いような取り組みではないでしょうか。
光永氏
あまり見受けられないですね。開発にあたってはインタビュー調査を実施しました。すると、キーの好みや一番打ちやすいキーが人それぞれ違うということが分かりました。そこで、より多くのユーザーに打ちやすいキーを提供するということで、ユーザー自身が選んで交換できる3種類のキーパッドを最初から付属することになりました。コンセプト的に「着せ替える」ではないというのがポイントです。
米澤氏
キーパッドは、携帯電話の構造の面において、もっとも手間のかかるもののひとつといわれています。そこにカスタム性を持たせるという意味で、今回は結構チャレンジさせていただいた製品になっていると思っています。
光永博史氏 | 米澤八栄子氏 |
■グループインタビューを重ねていくうちに見えてきたキーの「打ち方」
――今までのケータイのUIというと、画面の中の使いやすさを追求してきた部分が大きいと思いますが、今回はユーザーインターフェイスの基本、一番接点となる部分について手を入れられました。これは最初からこの企画ありきだったんでしょうか。
米澤氏
もともとは幅広いみなさんに使いやすい携帯電話、操作しやすい携帯電話を提供したいという考え方からスタートしています。そのためにどうすればいいのかと考えた1つの結論が、使う人が使いやすいキーパッドにできるよう、交換できるキーパッドを用意することでした。
池ヶ谷氏
繰り返し調査した結果、キーの打ち方には「両手打ち」、指をすべらせながらキーを打つ「流し打ち」、キーを打つ度にキーから指を離す「決め打ち」の3種類があると判ったんです。それにあったキーパッド3種類用意しました。
笠井氏
何種類用意すればユーザーニーズを網羅できるかというのは調査にもとづいて決めたんですが、もともと50案以上のアイデアから3つに絞り込めたのは、かなり開発が進んでからですね。
――「流し打ち」に「決め打ち」ですか。それに気づいたのはいつ頃なのでしょうか。
米澤氏
キーの打ち方の違いは初期の段階から気づいていたのですが、それが「流し打ち」「決め打ち」という分類と分かったのはかなり時間が経過してからですね。
池ヶ谷氏
開発する前に女性だけを集めたグループインタビューを開催したんですね。爪の長い方や短い方など10名くらいの方に集まっていただいて、今までのモックアップや実機を並べて触ってもらい「どれが一番好きですか」と聞いたところ、みんなそれぞれ答えが違うんですよ。本当に凸量がないシートキーが使いやすいという方もいれば、出っ張り量が多くて、大きなキーがいいという方もいて、本当にバラバラでした。それが何に起因しているか分からなかったんです。
その後グループインタビューの他にもユニバーサルデザインの有識者にインタビューを数回行ったり、1日50通くらいメールを使っているような女子高生に直接話を聞いたりして、ここがいい、ここが押しづらい、ここが良くないといったフィードバックをもらいました。そして、最終的に「流し打ち」や「決め打ち」という打ち方が見えて来ました。ですから、傾向がわかったのは相当調査を行ってからですね。
笠井氏
フラットなキーが好きな方は、ポコッとしてると爪が滑っちゃうんで、平らなキーのほうがいいんだそうです。ボタンは大きければ大きい方がいいとか、キー凸量は出っ張ってれば出っ張ってるほど良いと思われることが多いですが、最初のグループインタビューで全然違うということが分かり、衝撃的でしたね。
池ヶ谷和宏氏 | 笠井嘉氏 |
――最初、端末の色ごとにキーが違うのかと思ったのですが、すべてに3種類のキーパッドが付属してるんですね。これを自分で自由に交換できる仕組みだと。
池ヶ谷氏
そうなんです。お客様によっては、ショップでないと変えられないんじゃないかと思われる方もいらっしゃるようなんですが、そうじゃないんです。
――そんなに簡単に交換できるんですか?
光永氏
マイク穴のすこし上に3つの点があるんですね。その少し上をピンポイントでグッと押しながらスライドすると簡単に取り外せます。
池ヶ谷氏
簡単に取り外せるんですが、キーの内側に13個のフックがついているので、使用中は外れないんですよ。
田中氏
簡単に取り外したいんですが、簡単に外れてしまっては困るというのが設計としては難しいところでした。電池フタですでに行われているスライド方式を採用しましたが、普段キー操作をしていて外れては困るので、ヒンジに近いところ、入力に近いところで、なおかつ触らない部分にフックを持ってきたというのがポイントです。
――なるほど。慣れてくると本当に楽に交換できますね。
田中氏
このケータイを見て、キーが取り外せるってわからない方も多いと思うんですよ。本当に何も説明しなかったら、「とれるの?」っていう方がいるくらい、デザインともすごくマッチしてると思います。
――キーパッドだけ触っていると、これで本当に押し感が出るのかと思うんですが、取り付けてみるとそれぞれに違った押し感がありますね。「ウォータードロップキー」などは意外性があります。
池ヶ谷氏
こんなに小さくて使いにくそうという声もあるんですが、「このぷちぷち感がいい」という反応があります。女性の方からは「なんか押したくなる」と言われます。女子高生からは「ぷちぷちしててエアパッキンみたいな感じで、連打したくなる」と言われました。
――「フロートキー」はスタンダードな感じですが、中央が凹んだ「ウェーブキー」はなかなか珍しいですね。
池ヶ谷氏
このウェーブキーは、17年前に日立がデザインしたPC用のキーボードをモチーフに、ケータイ版にアレンジしたものなんです。パソコンのキーボードのトップって凹でますよね。そのせいで、いい意味で指が滑ってキートップ中央にもっていかれるような、吸い付く感触があります。
田中氏
「ウェーブキー」は非常に軽いタッチなので、流し打ち派の人に好評です。「ウォータードロップキー」はしっかりした押し感を狙っているので、両手での決め打ち派の方用になってます。
笠井氏
もともと日立はいろんな分野で使いやすいデザインに力を入れています。今回は他分野で蓄積したノウハウ等を、最大限に利用して形にしたといってもいいかもしれません。例えばテレビのリモコンはボタンとボタンの間隔を大事にしたデザインをしていますが、「ウォータードロップキー」もこの考え方で、隙間をできるだけ大きくとりつつ、文字の読みやすさや打ちやすさを追求しています。
――防水性能を持たせた上でユーザー自身にキーパッドを交換させるというのは、非常にチャレンジングですね。苦労した点はどのあたりですか。
田中氏
ショップで取り外すなら防水にするのにそこまで難しくなかったのですが、お客様がキーを取り外せる状態で防水性能を保つ、というのが今回の難しいところでしたね。こんなに中身が見えるケータイって他にないと思うんです(笑)。また、キーパッドの下の中身は変えられませんので、キーパッドだけで押し感の違いを出すのも難しいところでした。逆に、防水シート部分は、押し感にいかに影響しないように設計できるか、というところで苦労しました。
――サードパーティが新しい交換キーパッドを作る可能性も考えられると思うのですが、いかがですか。
池ヶ谷氏
「beskey」のキーパッドは、デザインよりも押しやすさを追求して、限られたパーツメーカーがかなり試行錯誤を繰り返した上で仕上げているので、ボタンの位置ズレが起きたり、押し感が悪くなるなど相当難しいのではないかという気もします。
――お気に入りのキーパッドをなくしたり、壊してしまったときは、取り寄せは可能なのでしょうか。
光永氏
可能です。電池フタと一緒の扱いになります。
――キーパッドなしで、直接マジックで数字を書いて使っても……。
光永氏
使えることは使えると思いますが(笑)、故障の原因になってしまいますので、必ず装着した状態で使用していただきたいです。
■甘く握る女性でも片手で開けやすい工夫
――キー以外の部分でのこだわった点があったら教えてください。
笠井氏
片手での開けやすさですね。端末がどんどん薄型化して画面が大きくなるにつれて、薄くなりすぎて手にフィットしないとか、画面が長くなって片手で開けられなくなってきたという話を聞きました。昔はできていたのに、最近の端末ではできないのはおかしいよね、というところから考えて、片手で開けやすくするデザインや機能、手にフィットしやすいフォルムなどにこだわっています。
――開けやすくするいうとボタンを付けたくなると思うんですが、そうしなかった理由はあるんですか?
池ヶ谷氏
隙間に少しだけ指先を入れれば開く機構を採用しました。実はそれも調査の結果を反映しているんです。一番初めのグループインタビューで気がついたのですが、女性って結構甘く握っている人が多いんです。爪が長いから甘く握らざるを得ないのですが、そこでボタンを押したら開いた勢いでそのままケータイが前に飛んでいっちゃう心配があると。そういう悩みを解決できたら、と思いました。
ケータイの開け方も右手、左手と分かれますし、親指を入れて開ける人もいれば、薬指で開ける人もいることが分かりました。そのため、どちらの手で持っていても、親指を入れて開けるときでも、薬指を入れて開ける時でも、少しだけ指先を入れれば開くようにしたんです。この場合、指先を入れる瞬間は下側の操作部を握っているので、ケータイが前に飛んで行く心配もありませんから。
――開いたとき途中で1回角度を止められますね。これはどういう意図があるのでしょうか?
池ヶ谷
カフェなどで周囲をみていると、テーブルにケータイを置いて見ている人が結構いらっしゃいます。特に女性が置いた状態でメールを待ってたり、ブログを開いた状態で見ていたりするシーンが多かったです。そういう用途を考えて「女性をターゲットにするなら、絶対止めないといけないでしょ」という話は当初からしていました。
田中氏
しかも置いた状態で操作してもカタカタしないよう、バランスにも配慮しています。
――ヒンジ部分のピースですが、プリズムピンクは膨らんでいるようで、実は凹んでますね。
笠井氏
そうなんです。3色それぞれヒンジのアクセントピースが違う点にこだわりを感じていただきたいのですが、特にプリズムピンクのカットガラス風に見えるデザインが一番大変でした。市販のラインストーンを貼り付ける方法もありますが、そうするとハンドバッグやポケットの中でひっかかり、他のものを傷つけてしまう恐れがありました。そこで凹ませながら凸ガラスに風に見える工夫をしましたが、カット数はいくつがいいのかなど、CGの検証から始めて試作を重ね、作り込んでいます。
■「相手が誰かは見せたくない」に配慮した「ルミナスサイン」
――キーバックライトですが、キーパッドが違うとそれぞれ光り方が変わり、ムラが出て大変ではないですか?
田中氏
まさにその通りです。特に今回は3色LEDを使っているので、ある程度距離を取らないと光が混じらないんですよね。広い面積を光らせるというのがかなり難しかったです。かといって、今回はキーがメインなので、キーサイズを小さくするわけにはいかない。試作を繰り返して7色綺麗に光るよう調整しました。ウォータードロップキーは丸く光るのでかわいいですよ。
――背面パネルでは通話やメールの着信、受信などを光のパターンで表現してますが、発信者名なども分かるのでしょうか。
濱田氏
マトリクスLEDを採用した「ルミナスサイン」ですね。非常に多くのアニメーションパターンを搭載して、より楽しくという部分をフィーチャーしています。端末の開閉、アラーム、通話着信、メール受信など全部で178パターン用意していますが、特に通話やメールの着信、受信は81種類のアニメーションパターンから選択できます。開閉時のアニメーションでは違うパターンをサプライズ的に入れていますので、日常使いにちょっとした楽しさというのを演出しています。
アドレス帳1件1件にこのアニメーションを割り当てられますので、誰からというのもすぐ分かります。通常は名前も一緒にスクロールする仕様なんですが、名前を出したくないという方には名前表示をオフにもできますので、自分だけがあの人だと分かるような使い方もできます。
田中理恵氏 | 濱田充氏 |
――そもそも、なぜマトリクスLEDを採用したのですか?
池ヶ谷氏
これもグループインタビューが発端のひとつです。サブディスプレイといえば液晶や有機ELなどがあると思いますが、実はそこに発信者の名前が出るのがイヤだという意見が結構多かったんです。名前が表示されると、上司からメールが来てるとか、誰からのものかが人に見られてしまいますから。女性って結構いろいろ人間模様があるみたいで、あまり見せたくないというのが第一にあるようでした。人によっては「そんなのバイブで分かる」っていうんですね。誰から来ているかが分かればいいのであって、名前まで出る必要は全くないと。「大人の女性になると窓は要らないの」と言ってる方もいました(笑)。
また、女性はバッグの中にケータイを入れた状態で確認することが多いので、そういう場合は光っていると便利だという理由でマトリクスLEDを採用しました。
笠井氏
グループインタビュー前に「背面には大きい窓をつけて、こんなことできたらいいよね」と散々考えて持って行ったんですけど、「分かってない!」といってほぼ全部却下されました(苦笑)。大げさなものはいらなくて、必要なときだけさりげなく出てくれさえすればいい、と言われました。
――お話を伺っていると、相当グループインタビューをやってるようですが、過去の開発機種と比べて、今回はユーザーの声がかなり反映されているのでしょうか。
笠井氏
はい。グループインタビューや調査は有識者の方のヒアリング等々含めると6~7回はやってますね。
池ヶ谷氏
普段は短期間でデザインしなければいけない事情もあって、あまりインタビューできていないというのが実情です。ただ、今回はこういうモデルということもあったので、50種類のデザイン案から6つに絞り、実際に押せる試作機を用意して調査やインタビューを行いました。
■地味だが、日立らしいこだわり
――ソフトウェア的にこだわった部分があったら教えてください。
米澤氏
パワーセーブを用意した点もこだわりですね。日立としては初の機能になっています。最初に調査をした段階で、電池の持ちが気になる、電池を長く持たせて使いたいという声が多かったことから、外出先などで「あ、パワーセーブしとかなきゃ」と思ったらすぐパワーセーブできるよう、独立キーを設ける配慮をしました。
また、女性にとって嬉しい機能として「カロリーカウンター」も搭載しています。ダイエットしてるという感覚はなくても、ついているとちょっと嬉しい機能です。あとはカレンダーがさりげなくネットと連動した「カレンダー情報更新機能」に対応しています。カレンダーを見れば、1週間の天気予報が確認できたり、スケジュールを自動的にサーバーにバックアップしてくれたりします。そういった部分でも毎日を快適に楽しく使っていける商品になったと思います。
濱田氏
「パワーセーブ」はハードキーで切替ができるというところがポイントですね。パワーセーブってバックライトを暗くするという制御も入れて消費電量を抑えているんですが、たまに見づらいなと思うときもあるんです。そんなときは、パワーセーブキーを長押しすることで、すぐ解除できる。見やすくなったら、またすぐパワーセーブキーを押して、パワーセーブモードにする。ほとんどの画面でそのキーを長押しすることで、ON/OFFができるというところが非常に使いやすい機能に仕上がったと思います。
「スムーススクロール」という機能もお勧めです。メール、EZweb、PCサイトビューアー、ナビ機能などの縦長の画面で、下のボタンを押し続けなくても、サイドキーを1回押してから画面を傾けるだけですーっとスクロールできる機能です。
これもソフトウェアの調整が非常に大変でした。社内で総務だとか、経理だとか、人事だとか、スタッフ部門の女性社員を30人集めて、どの角度がいいのかとか、どういうスピードがいいのかというテストをしたんですね。そこでデータを取りまして、いろんなことを言われながら作り上げた機能です。コツとしてはちょっと奥に傾けた感じでサイドキーを押して、あとは自分の見やすい角度に持っていただけると、すーっといいスピードで流れます。
それから、今回この機種ではデコレーション絵文字を3000個搭載していますが、3000個の中からこれという1個を選べるよう、キーワードを入力してデコレーション絵文字に変換する「簡単デコレーション文字変換」という機能を用意しました。また、地味な機能ですが、句読点や改行など、それまで使っていた機種で慣れたキー配列で操作できるよう「キー割当変更機能」も用意しています。
あとは加速度センサーの使い道として、横に傾けると写真がちゃんと横にむいて大きく画面いっぱいに表示できるとか、バスルームでテレビを見たいときなど、ワンセグを起動して横に置くだけで、画面が横に切り替わるといった普段使いの良さもフォローしています。
――カメラ機能についてはいかがでしょうか。
濱田氏
カメラは8.1Mのオートフォーカスカメラで、人物、風景など、被写体に合わせて自動的にシーンを判断して最適な状態で撮影してくれる「オート撮影シーン」や高感度撮影が可能な「ナイト撮影」、顔にピントを合わせる「フェイスフォーカス」、笑顔で自動的にシャッターが切れる「笑顔検出オートシャッター」といったトレンド機能はすべておさえています。
――日立モデルですと、HD動画撮影ができたり、3D映像が見られたりと、割とAV関連の機能で最先端のさらに先を行くようなチャレンジがありました。今回はそういった機能がありませんが、今後いかがでしょうか。
光永氏
HD動画や3DはいわゆるWooo、映像のラインだと思うんですが、そちらのほうも日立としてやっていきたいと思っています。特に止める思いはありませんし、今後も市場の状況をみながら継続して検討していく予定です。でも「beskey」も、使いやすさ、ユーザビリティにこだわったという点で、ある意味日立らしいと私自身は思っています。
――最後に読者に一言お願いします。
池ヶ谷氏
キーパッド、開けやすさ、イルミネーションの楽しさなど、ちょっと実機を見てもらわないと分からない部分もあると思いますので、ぜひみなさんに実機を手に取ってみてもらいたいです。
田中氏
早く街中でみんなそれぞれ違うキーを使われているところを見てみたいなって、今すごく楽しみなんです。多分思われている以上にキーの交換は簡単なので、ぜひ試していただきたいです。
笠井氏
キーパッドは押し方にあったものを選んでいただくというのが基本だと思うんですが、携帯電話を初めて買って、慣れるまでにワクワクするというところもあると思ったんですよね。自分にぴったりあったキーに慣れたら、あえて別のキーにして新鮮さを楽しむこともできると思いますよ。
――本日はありがとうございました。
2010/6/23 11:46