【IFA2012】
インテルはAtom搭載スマホを出展、ZTEの新機種も


インテルブースの様子

 米国・インテルのブースには、1月のCESで発表した「Atom Z2460」(1.6GHz駆動)を搭載したスマートフォンが並べられていた。

 IFAで初公開となったのが、ZTE製のスマートフォン「ZTE Grand X IN」。OSにはAndroid 4.0を採用し、4.3インチ(960×540ドット)のディスプレイを搭載。下り最大21MbpsのHSPA+にも対応する。カメラは背面が8メガ、前面が1.3メガピクセルとなる。ROM、RAMはそれぞれ16GB、1GB。サイズは127×65×9.99mm、重さは140.8gで、2012年中の発売を予定している。

ZTEの「ZTE Grand X」背面にはインテルのロゴ
UIはAndroid 4.0標準に近いが、通知エリアにはボタンを配置

 インテルとZTEは、2月にスペイン・バルセロナで開催されたMobile World Congressでパートナーとして協力していくことを発表しており、「ZTE Grand X IN」はこの取り組みの中から生まれた1台だ。6月に中国・上海で発表されたTD-SCDMA版の「ZTE Grand X」やLTE版の「ZTE Grand X LTE」がベースになっているものと思われる。形状や壁紙のデザインも、「ZTE Grand X」シリーズに近い。UI(ユーザーインターフェイス)はAndroid 4.0標準のものから大きく手は加えられていないが、通知エリア上にWi-Fiなどのボタンが搭載されている。背面には他の機種と同様、「intel inside」のロゴマークが入る。

 インテルのブースには、2月のMobile World Congressで発表された、フランスの通信事業者であるOrangeが販売する「San Diego」や、インドのLava Internationalが開発する「XOLO X900」などが展示されていた。中国のLenovoの「K800」、ロシアのMegafonの「Mint」も実機が置かれていた。

フランスの通信事業者Orangeが英国、フランスで販売する「San Diego」「San Diego」はAndroid 4.0へのアップデートも可能だという
Lava Internationalが開発した「XOLO X900」Lenovoが中国で販売する「K800」
ロシアの通信事業者Megafonのブランドで販売される「Mint」




(石野 純也)

2012/9/3 11:41