本日の一品
用途いろいろ 使えるマスキングテープ「竹定規」
(2015/4/27 06:00)
マスキングテープが何であるかは、既に多くの読者諸兄はご存知だろう。筆者は子供のころ、軍艦の木製モデルを作っていた時、喫水線より下の部分をパッケージ写真と同じように赤のラッカーで塗る必要があった。
そして喫水線より上は、赤のラッカーを塗って乾いた後、グレー色に塗る予定だった。色塗りの順番は定かには覚えていないが、この時、親父が道具箱から取り出してきたのが生まれて初めて見た「マスキングテープ」だった。
親父は喫水線の上側に船の胴体をぐるっと一周してマスキングテープを貼り付けた。そして船底側に赤のラッカーをラフに塗り、乾燥後、マスキングテープを剥がすと、なんと喫水線より下だけが見事に赤く塗装された。この時の感動は今も覚えている。
このようにマスキングテープは、塗装などで色がついてはいけない箇所を保護養生し、剥がすときも滑らかに綺麗に剥がすことのできる、和紙を主材料に使った工業用の便利なテープなのだ。
そんな強面のマスキングテープも今では、若い女性がいろいろなものをデコレーションするときの必須アイテムとなっている。今回、筆者が買い求めたのは、マスキングテープの大手である”カモ井加工紙”の、なかなか使える「mt ex 竹定規」(竹定規テープ) だ。
粘着力はあるが、使用後は剥がしやすい竹定規テープの素材はマスキングテープの基本である”和紙”を使用している。そして、なんとテープ幅の20ミリと全長10メートルに目一杯、昔懐かしい”竹定規”柄が印刷されているのだ。
もちろん、多少は伸びる材質である和紙を使用しているので、JIS等の精度認定こそ受けていないが、認定定規と並べて比べてみてたところ、精度もそこそこ正確だった。
ここぞという必要な時になかなか見当たらないのが定規なので、筆者は最近また持ち歩くようになったThinkPadに、この竹定規マスキングテープを貼ってみたところ、結構便利だと気づいた。
そういえば、筆者のスマホであるGALAXY Note Edgeにも、アクセサリーアプリで液晶画面に短い定規が表示される。ThinkPadの天板に多少引っ張りながらピッタリと貼り付けた後、精度認定されている30cm竹定規と三種比較してみたが、やはりミリ単位の誤差もなかった。
自宅内で時々定規を探したりするキッチンのカウンターにも貼り付けてみた。しばらくは自宅内や、普段持ち歩いているモノに手当たりしだいにこの竹定規テープを貼り付けてみて、ほんとうに必要な場所を探してみようと思う。
「竹定規テープ」は、最近流行りのマスキングテープとしてより、どこにでも貼り付け、いつでも剥がせる10メートルの竹定規柄の巻き尺だと思えば安い買い物かもしれない。久しぶりに素晴らしい買い物をした。
製品名 | 販売元 | 購入価格 |
---|---|---|
mt ex 竹定規 | カモ井加工紙 | 200円 |