本日の一品

夜間にめだって命を守る「タスケル サッシュ」

 夜間クルマを運転して路地に入るとき、歩行者や自転車の存在に急に気がついてびっくりすることはないだろうか。誰かしらいることを前提として注意してはいるものの、それでも暗いところから急に見つけることなどは珍しくないだろう。

 逆の立場に立ってみれば、つまり自分が歩行者や自転車に乗っている時は、クルマに見つけられてない可能性があるということだ。そのために自転車本体にLEDライトを付けたりしているのだが、さらなる目立ちグッズとして反射材のついた「たすき」を購入してみた。

タスケルサッシュをしまったところ。本体の大きさは15cmくらいだ

 単なる反射材付きのたすきなら道路工事現場でも使われているのでわりと簡単に手に入る。100円均一ショップでも買うことができるだろう。しかしそれでは芸がないなーと思って探してみたところ、ポーチ付きのたすきを見つけたので、これならスマートフォンを入れることもできて自転車だけでなくランニングなどでも使えるだろうと思い購入してみたのだった。

 3色あってどれもリバーシブルなのだが、明るいところであんまり目立つのもな……と思い黒/赤のモデルを選択した。もう少し地味な色同士の組み合わせ、例えば黒とグレーなどもあるとよかった。弾力のある素材で作られており、適度に伸びるのでつけていて苦しいとか邪魔だと思うことはなかった。

 夜間どのように見えるかは写真を参照してもらいたい。クルマのヘッドライトよりだいぶ暗い懐中電灯でも肉眼では十分目立っていたので、このたすきをつけたときの効果は大きいだろう。

懐中電灯を当てた状態で撮影した。肉眼ではここまではっきりと明暗差は出ないが、それでもはっきりと光って(反射して)見える
明るい室内での写真(左)と暗い室内でストロボを使って撮った写真(右)。夜間のクルマからもこのくらいはっきり見えているはずだ

 ポーチ部分の大きさは、筆者のiPhone 5sがぎりぎり入るかなといったところだ。店頭でiPhone 6のモックを入れてみたところ、かなりきついながらもなんとか入れることはできた。しかし5000mAhのモバイルバッテリーとiPhone 5sを一緒にするともう入らなかったので、おそらく液晶のサイズが5インチ以上のスマートフォンだと入らないのではないだろうか。

iPhone 5sを入れようとしているところ。すっぽり入っているように見えるが、実際にはちょっと生地を伸ばしぎみにしないと入らない

 読者のみなさんの中には、夜にスマートフォンを持ったまま町のいたるところにあるアートやお地蔵さんを訪ね歩くことが趣味の方も少なくないだろうから、そういう方々にお勧めしたい。

あまり販売店が多くなく、買うのがちょっと面倒なところ(以前はAmazonでも売っていた気配はある)と、前述のポーチ部分が小さいことを改良してもらえればもっとみんなにおすすめしたい一品になれるのだが、惜しいところだ。今後の製品更新に期待したい。

製品名販売元購入価格
タスケル サッシュナカシマプロペラ4104円

大木真一