本日の一品

視認性重視ならおすすめしたい自転車用スマホホルダー

 方向音痴気味の筆者はスマートフォンの地図アプリに頼る機会が多く、自転車で走る時も赤信号の際にポケットからスマートフォンを取り出して、ちょくちょく現在地を確認している。ハンドルバーにスマートフォンを固定するホルダーを使っていたこともあったが、視点から設置位置まで遠いこともあって画面が見づらく、地図をパッと確認できなかったので結局外してしまった。しかし、見やすいとはいえポケットからたびたびスマートフォンを出し入れするのは、やはり面倒だなぁと感じていたところ。

 今回紹介するIBERAのスマートフォンホルダー「IB-PB13+Q5」は、そんな悩みを即座に解決してくれた。ステムキャップを交換して取り付けるため、ハンドルの中心にスマートフォンを固定でき、しかも少し視点に近くなるので視認性が高くなる。手前や奥に倒して角度を調整したり、スマートフォンを横向きに固定することも可能で、好みに合わせて見やすく設置しやすいのも特長となっている。

「スマートフォンケースL・ステムクランプマウント IB-PB13+Q5 ブラック」

 本アイテムは、留め具にマジックテープを使ったタイプのスマートフォンケースと、ステムにマウントするためのパーツに分かれている。ケース表側は透明のビニール製で、タッチ操作には問題なく反応する。パッケージに記載された説明によると高さ152mm×幅82mm×厚さ12mmまでのスマートフォンなら収納できるようなので、ディスプレイが5インチくらいのものなら問題なく入るだろう。ただ、ケース上部のスマートフォンの取り出し口に隙間があり、水滴が入りこみそうな気がするので、雨の日は使用を控えた方がよさそうだ。

Xperia Aだとケースはちょっとぶかぶか。ケースサイズが小さめのものもあったが、機種変更するかもしれないので大きめの「L」サイズを選択
他人に借りた5インチクラスのXperia Zを入れてみたところ、わりと余裕があったので、たいていのスマートフォンで使えそう

 マウントパーツは、ステムキャップとケースマウントが一体化した形状。自転車に着けているステムキャップとステム用のネジを、マウントパーツと付属のネジに取り替えるだけでマウントパーツの固定は完了するので、作業時間は大してかからない。その後、マウントパーツにある上側のツメをケース裏側の窪みに引っかけ、そのまま下方向に引っ張って、もう片方のツメも窪みにはめ込めば装着完了だ。

ケースの裏側。十字型の窪みにマウントパーツのツメを引っかけて固定するしくみで、横向きでも取り付け可能
サイドにあるネジを六角レンチで緩めると角度の調整が可能に。ライディング時の姿勢に合わせて調整しよう

 実際に使ってみると、やはり思ったより目に近い位置にスマートフォンの画面があるので見やすく、ハンドルの中心に位置しているため視点をあまり動かずに視認できるのはかなり便利に感じた。まだそれほど長距離は走っていないが、走行時の振動でスマートフォンの角度が変わってしまったり、ネジが緩んでしまうといったことも起きておらず、作りはしっかりしている。価格もリーズナブルで、これから自転車用にスマートフォンホルダーを導入したいと考えている人にもぜひおすすめしたい。

自転車に本アイテムを取り付けてみた。少し視線を下げるだけでスマートフォンの画面をチェックできる
スマートフォンを横向きに取り付けた。個人的にはこちらの方が見やすいかも
側面から見るとこんな感じ。取り付け後は走行前にネジの緩みなどがないかしっかりチェックしよう
製品名購入場所購入価格
IBERA(イベラ) スマートフォンケースL・ステムクランプマウント IB-PB13+Q5 ブラックAmazon.co.jp2173円

藤縄優佑