本日の一品
Su-Penのミニペン先を6台の端末で試してみた!
(2013/7/5 06:00)
突如、小型化されたペン先を採用した、新しいSu-Penを試す機会に恵まれた! 筆者の手元に届いたのは、6月から販売されている「Su-Pen P201S-ASC」と、交換用ミニペン先2個とアダプタのセット「R201S-2A」、交換用ミニペン先1個にアダプタとキャップがセットになった「R201S-1AC」の3点だ。
いろいろあってややこしいのだが、今回の製品のキモは、ペン先らしい。「Su-Pen P201S-ASC」は、初代ASモデルのボディに、新しいペン先とキャップが付属したセットで、ペン先が従来より20%程度小型化され、より細かい描画に対応したのだとか。この小型化されたペン先は、アダプタを使えば先代のCLモデルでも利用可能で、そのためのセットが「R201S-2A」。初代ASモデルを利用中なら、Amazonのみで販売されている「R201S-1AC」を購入すれば使える、ということのようだ。使い慣れたボディを再利用できるというのはありがたい。
CLモデルのペン先がわりと固めだったのに対して、新しいペン先は繊維の網も細かくなり、ぷにぷにと柔らかい。というわけで、早速手元にあるスマートフォンやタブレットで、書き味を試してみた。試したのは、第3世代iPad、iPad mini、iPhone 5、MEDIAS TAB N-06D、Kindle Fire HD、GALAXY Note IIの6台である(すでに貼り付けてある液晶保護フィルムの有無が大きく影響しているケースもあると考えられるので、以下はあくまでも参考程度にとどめておいていただきたい)。
まず、第3世代iPadやiPad miniだが、Evernoteと連携できるノートアプリ「Penultimate」を使ってみた。さすが、iPad/iPhone用スタイラスペンと銘打つだけあって、液晶保護フィルムの上からでもスムーズに描ける。先代のCLモデルではやや力が必要なのに対して、新モデルはペン先を押しつけなくてもサラサラと確実に描けるのである。とくにリズミカルに点を打つと面白い。初代のペン先ではまったく反応しないのだが、2代目のCLモデル、新しいペン先と進むにつれて、認識されやすくなった。
iPhone 5は「7notes mini」で試してみた。タブレットと比較すると、手書きするには入力スペースが限られている。このため、やはり小型化された最新モデルのペン先のほうが書きやすい。ただし、筆者が使用中の液晶保護フィルムのせいか、文字より自由な曲線のほうが認識されやすかった。
ノングレアの液晶保護フィルムを使っているMEDIAS TAB N-06Dでは、Evernote用のメモアプリ「WriteNote Pro」に「mazec2 手書き変換」を使って入力してみた。ペンで紙にメモ書きするスピードで書き込むと、かなり断片化してしまうが、落ち着いて書けばゆっくり書けばかなり入力でき、認識率も高かった。指先だけで書くとストレスなくスムーズに入力できるので、ペン先とフィルムの相性があるのだろう。
GALAXY Note IIは、端末オリジナルの手書きノートアプリ「Sノート」で試した。さすがに端末本体に付属のペンの細かさには劣るものの、書けないことはない。万が一ペンを紛失した場合などにいいかもしれない。
新型のペン先が意外にもフィットしたのが、Kindle Fire HDだった。「7notes with mazec for Kindle Fire(日本語版)」で試したところ、スムーズかつ滑らかに入力できた。液晶保護フィルムなしで使っている影響がかなり強いと思われるが、それでも先代CLモデルのペン先よりも快適だったのである。指先にはやや劣るものの、ほぼストレスなく入力できるので、Kindle Fire HDをメモ帳としても活用しやすい。
これまでのペン先と比較すると、新しいペン先は、飛躍的に書き味が軽くなっていることがよくわかった。一度慣れてしまうと、過去モデルを使って書いた線は(力が足りずに)かすんでしまい、「あれ? こんな感じだっけ?」と思う恐れがあるほどである。冒頭でご紹介したとおり、旧モデルを持っていても、ペン先を交換することでその味を堪能できる。ぜひお試しいただきたい。
製品名 | 製造元 | 購入価格 |
---|---|---|
Su-Pen P201S-ASC | MetaMoJi | 3280円 |
R201S-2A | MetaMoJi | 2200円 |
R201S-1AC | MetaMoJi | 1500円 |