本日の一品

Su-Pen CLモデルをいろんな画面で試してみた!!

 スマートフォンやタブレットにおける2012年秋冬モデルはなんだか豊作? 液晶サイズの拡大やスタミナアップに加え、スタイラスペンを搭載するモデルなど、デザインとはまた違った、機能面での個性も出てきている気がする。特に個人的には「GALAXY Note II」に機種変更してから、手書きメモに興味が集中。あっ! と思ったら手書きでメモするという流れができつつあるため、できないとストレスなのだ。そこで気になり始めたのが、新しい「Su-Pen CLモデル」である。

 先代の「Su-Pen ASモデル」がキャップなしのクリップ付きだったのに対して、「Su-Pen CLモデル」は、耐久性や書き味が大幅に改善されただけでなく、キャップ付きのクリップなしという変更も加わっている。キャップは、外す瞬間に「シュポン!」という音がする。口紅のキャップを外すかのような音だ。外したキャップをペン軸のお尻に取り付ければ、いい具合の重量バランスで筆記できるようになっている。

Su-Pen CLモデル P170M-CLB(ブラック)
キャップを外したところ
ちょうどよい長さ。グリップは「Su-Pen ASモデル」より細い
普通にペンで書く感覚で書ける
上が「ASモデル」、下が「CLモデル」
並べてみると、ペン先がだいぶ変わったと分かる

 この「Su-Pen CLモデル」があれば、iPad、iPad mini、iPhoneでの手書き入力はカバーできそうだが、果たして他のスマートフォンやタブレットではどうなのか。

 そこで、第3世代iPad、iPad mimi、iPhone 5、AQUOS PHONE ZETA SH-02E、GALAXY Note II SC-02E、AQUOS PAD SHT21、Kindle Fire HDの7機種で書き比べてみた。やりたいことはあくまでもメモなので、忘れないうちに一気に書くことが前提。変換したり、修正したりということはせず、その端末で使いたい手書き対応アプリで一気に書いてみた。部分的に認識されないこともあるが、それは自分のクセに対する結果として、そのままにしている。以下がその結果である。

第3世代のiPad(液晶保護フィルムあり)。アプリは「Penultimate」である。液晶保護フィルムのせいか、キュキュっとした摩擦抵抗が生じてしまった。画面が大きいので、しっかり書けるが、ところどころ抜けている
iPad mini(液晶保護フィルムなし)。こちらもアプリは「Penultimate」。書きやすいが、ところどころに抜けが見られる
iPhone 5(液晶保護フィルムあり)。アプリは「7notes mini」。保護フィルムはあるが、iPadほどの抵抗はなく、割とスムーズに書けた
AQUOS PHONE ZETA SH-02E(液晶保護フィルムなし)。アプリは「書ノート」。IGZO液晶でもSu-Penが使えることが分かった
AQUOS PAD SHT21(液晶保護フィルムなし)。アプリは「書ノート」。こちらはIGZO液晶の感度がよすぎるのか、従来の感覚で使うと書けすぎてむしろ字が踊りまくりに。落ち着いて書けばかなりいけそうだ
GALAXY Note II(液晶保護フィルムなし)。アプリは「Sノート」。Su-Penはペン先が太いため、オリジナルよりはハンデがあるが、結構書けるので驚いた
Kindle Fire HD(液晶保護フィルムなし)。アプリは「7notes with mazec for Kindle Fire」。なめらかさは微妙だが、文字の抜けはほとんど見られないという驚きの結果に

 すべて同じ環境ではないが、「Su-Pen CLモデル」はさまざまな環境で使えることが分かった。これ1本でおおむね手持ちの端末はカバーできると分かって一安心である。iOS端末に最適化されているイメージだったのだが、書いた感じでは、iOS系より微妙にAndroid系のほうがいいんじゃないか!? と感じたのは意外だった。「Su-Pen CLモデル」のペン先は筆者の好みよりはだいぶ太めなため、ディズプレイが5インチ以下のモデルの限られた画面スペースとなると、書く動作そのものに神経を使ってしまう。やはり使うなら、7インチ以上がいいかもしれない。

 問題は、使いたいときに、端末と常に一緒に持っているかどうかである。いやその前にどの端末が最適なのか? という問題も浮上しつつあるこの頃。なんなんですか、2012年の秋冬は!

製品名製造元購入価格
Su-Pen CLモデル P170M-CLB(ブラック)MetaMoji2980円

すずまり