似て非なるクリップ「バインダークリップ」が超便利
一口に事務用の「クリップ」と言っても、ゼムクリップや、目玉クリップ、W(ダブル)クリップ等、なじみ深いものだけでも、多くの種類やサイズがある。オフィスで使うクリップなら、日本では事務機メーカーPLUSの「Wクリップ」がきわめて有名だ。日本では、Wクリップが常備されていないオフィスを探す方が難しいだろう。
Wクリップは、使わない時はつまみの部分を折り返すことによって保存スペースを節約でき、オフィスの机の中にたくさん収納するできる。また、クリップを指先で軽くつまむだけで、書類を、追加で挟んだり、抜き取ったりが容易にできることから一気に普及した。
そんなクリップの横幅を大幅に拡大した「バインダークリップ」という製品が、事務機メーカーLION社から発売されている。筆者は、100mm幅のモノと、150mm幅の最も幅の広いモノとを普段使いにしている。ワイド版のクリップは、書類を挟むにも便利ではあるが、筆者の使い方でベストなのは、余ったメモ用紙をまとめてオフィスなどで使いやすいサイズにひとまとめにできることだ。
ごく普通のWクリップ(右下)と比べるとバインダークリップのサイズは異常に大きい。 | 筆者が購入したのは、幅150mm(上)と幅100mm(下)の2種類 |
飽き性の筆者の場合は、分厚いメモパッドを最後まで使い切ることはめったにない。多くの場合、十数ページから二十ページは余ってしまう。そんな半端なメモ用紙を台紙から引き離し、まとめてバインダークリップで一時的に挟んで、オフィスのデスクトップで、思いつきやひらめきメモ用紙として使用している。不要な表紙がないため、すぐに書ける便利なメモとして大活躍だ。
事務用のメモばさみとしてだけではなく、湿気を嫌う食べ残しのお菓子などの密閉用クリップとしても最適だろう。100mm幅の中型クリップは、宴会の幹事などが、参加者から預かった紙幣を一時的にとりまとめるのにも最適だ。本来は、オフィスでの生産成功率アップのための文具だが、主婦や学生、デザイナーなどが自由な発想で考えるとまだまだ有意義な使い方がありそうだ。
150mm幅のバインダークリップは残りロディアのメモページを束ねて使うのに便利だ | 工夫次第で、本来の使い方以外にも、お菓子の密封道具としても便利に使える。 |
商品名 | 実売価格 | 購入場所 |
LION バインダークリップ | 150mm(231円) 100mm(147円) | 上野駅エキュート内 「アンジェビュロー」 |
2011/8/9 06:00