持ち運びも自在、突起部わずか7mmの超小型USB無線アダプター
製品パッケージ。本体色が異なるモデルもある |
これだけWi-Fiが全盛であるにもかかわらず、いまだに自宅内は有線LANにこだわっている筆者。そのせいもあって、数年前に購入していまだ現役で使っているThinkPad X60sは、ずっとLANケーブルを差して有線でネットワークに接続してきた。自宅内では有線LANで、外出先ではこれにイーモバイルのUSBアダプターを組み合わせて通信するというスタイルだ。無線LANが介在する余地はどこにもなかった。
しかし、iPadの導入に合わせてアクセスポイント(AP)機能搭載のドコモのケータイを導入したことで、このThinkPadにも無線LANアダプターで無線LAN機能を追加し、外出先ではケータイと組み合わせてネットに接続しようと考えるようになった。そんなわけでイーモバイルを解約すると同時に今回導入したのが、ロジテックのUSB接続の無線LANアダプター「LAN-W150N/U2BK」だ。
10年ほど前はPCカードスロット挿入型の無線LANアダプターが全盛で、USBタイプといえば据え置きがメインだったわけだが、今回の製品はいわゆる1円玉サイズと称される、突起部が7mmしかない超小型筐体を採用している。スロットから数センチも出っ張っていたPCカード型の製品を覚えている身としては、よくもまあこれだけ小型化できたものだと溜息が出る。
筐体のサイズが小さいメリットは、ノートPCをバッグに入れる際にわざわざ取り外す必要がないことだ。数年前から愛用しているロジクールのマウスVX nanoの超小型レシーバと同サイズで、ちょうど隣のポートに並んで差す格好になっている。どちらも本体に差したままで、取り外す機会は皆無だ。結果的に自宅も無線LAN環境に移行することになり、快適に利用できている。なにより驚きなのは、これが実売価格1580円と、2000円を切る価格で買えてしまうことだろう。
Windows標準のユーティリティを使っているので、ソフトウェアAP機能が使えるらしいメーカー製ユーティリティソフトは使っておらず、そうした意味で製品の機能をフルに活用できているというわけではないのだが、この製品においてはその筐体の小ささこそが最大のメリットだと言えそうだ。
製品本体。PCに差した時の突起がわずか7mmという極小サイズ | 以前試用したことのある、同じロジテックの無線LANアダプター「LAN-W150N/U2M」(右)とのサイズ比較。圧倒的な差だ |
USBコネクタそのものといっていい大きさ | ThinkPad X60sに差したところ。左側に差さっているのは、ロジクールのマウス「VX nano」の超小型レシーバー |
製品名 | 製造元 | 購入価格 |
LAN-W150N/U2BK | ロジテック | 1580円 |
2010/9/30 06:00