本日の一品
ミニコンポをスマホで再活用「BluetoothオーディオレシーバーBOX」
2017年4月13日 06:00
いまや“気軽に”音楽を聞くのに、CDを使うような時代ではないと言い続けてきた自分ではあるが、スマートフォンの音源を、部屋でヘッドホン/イヤホンを使わずにまあまあの音で聴きたいと思うようになってきた。コストも使い勝手も気楽に実現する方法を考えていたが、選んだのがBluetoothオーディオレシーバーだ。
スマートフォンの音を少し良い音で聴きたいとなった場合、金額的にも設備的にもけっこう大掛かりなものになりがち。たとえば、Bluetooth接続のスピーカーで、そこそこスピーカーのサイズを求めると、気軽な金額ではなくなってくる。その上となるとスマートフォン接続機能のあるAVアンプやオーディオアンプに、オーディオ用のちゃんとしたスピーカーの組み合わせとなり、10万円は軽く飛んでしまうこともある。
ちょうど、手元にホコリをかぶっていたミニコンポのアンプとスピーカーがあり、部屋の模様替えにともなって置き場所ができたのでこれをなんとか活用したいと思っていた。
ステレオミニジャック~RCAプラグのケーブルもあって、これでもスマートフォンをケーブル接続してたら音は出る。しかし、もう少しなんとかしたい。せっかくなので、スマートフォンくらいはワイヤレスで使いたい。
ということで、思いついたのは有線ヘッドホンをBluetooth対応にするBluetoothオーディオレシーバーを、ミニコンポにつないで音を出すこと。これなら低予算。あまり使わなくても惜しくなく、既存のミニコンポも生かせるしでいいことばかり。
そういった製品から選んだのはエレコムの「BluetoothオーディオレシーバーBOX LBT-AVWAR500」だ。登場から3年ほどたつ製品ではあるが、これを選んだ第1の理由は、据え置きタイプでLINE IN接続を前提したものであること。そして実売2000円台とお手頃価格。こんな理想のものがエレコムのようなメジャーな周辺機器メーカーから出ているとは思わなかった。
ちなみに、aptXや光デジタル出力もサポートする「LBT-AVWAR700」という上級機もあるが、今回はパス。光デジタル入力のあるアンプを使うならば選んでもよいと思うが、今回は手軽さを追求するので下位機種とした。
LBT-AVWAR500に操作感というほどの機能はなく、スマートフォンからBluetoothの設定でペアリングするだけ。NFCによる認証もあるので、NFC対応機種ならば本体上面の「ELECOM」ロゴに近づけるとペアリング完了だ。
ほかのスマートフォンで使いたければ、Bluetooth接続がされていないときに、ほかのスマートフォンから接続設定をすればすぐに使える。ペアリングは最大8台。9台目を登録すると古いものから順に削除される仕組みで、とにかく簡単にBluetooth接続ができる。
Bluetooth接続が済んでしまえば、後は何かを再生するだけ。音楽でも動画でもゲームでも鳴らせる。接続先がかなりくたびれたミニコンポではあったが、音楽再生のソースをスマートフォンに統一、どんな音源でも慣れた聞きやすい音で再生でき、非常に満足だ。