本日の一品

もっと快適に、安全に“トイレスマホ”したい人に「トイレトレイ」

 なぜトイレにスマートフォンを持ち込むのかといえば、時間を有効に使いたいからである。片時もスマートフォンを手放せない、いわゆる「スマホ中毒」になっているつもりは決してない。トイレにこもる時間は数分程度かもしれないが、踏ん張っている最中でも手や頭は使えるし、ネットにアクセスして情報収集するのにはちょうど良いのだ。そもそも、アウトプットするためにはインプットも必要ではないか。

 しかし、事を済ませた後、トイレットペーパーに手を伸ばそうとする時はスマートフォンをいったんどこかに置かなければならない。筆者宅ではペーパーホルダーの一部がトレイ状になっているのでそこに置くことはできるのだが、スマートフォンのサイズより小さいのと、ツヤのある金属製ということもあって滑り落ちないかいつも不安だ。そんな不安を解消できるアイテムが、なんだか字面がゲシュタルト崩壊しそうな「トイレトレイ」である。

今回選択したのはホワイト。ラインナップは全6色

 トイレトレイはシリコン製の柔らかな素材で、火山岩シラスが配合された石目調の落ち着きある風合い。さらさらな手触りも合わさってトイレの清潔感も演出してくれる。これをペーパーホルダーの上(ペーパーカバー)に置いておくと、滑り落ちる心配なくその上にスマートフォンを立てかけることができるというわけ。

 ただし、トイレトレイの表面がさらさらということもあって、単純に載せただけだとこれ自体が滑り落ちてしまう。なので、裏面の上下2箇所に貼り付けられている固定用の粘着テープを活用しよう。固定といっても、粘着力は強くないので簡単にはがせる。

裏面の上下に貼り付けられている粘着テープでペーパーホルダーに固定できる

 筆者宅のペーパーホルダーは、KAWAJUNの「ペーパーホルダー SC-613-CT」。粘着テープを利用すれば問題なく固定できるが、ペーパーカバーの奥行きが90mmあまりと短く、高さ100mm×幅115mmあるトイレトレイの方がやや大きい。この場合、粘着テープの位置がペーパーカバーの奥行きギリギリにあるだけでなく、トイレトレイがはみ出してペーパーが取り出しにくくなる可能性もあるので、購入前にペーパーホルダーのサイズをチェックしておくのがおすすめだ。

筆者宅のペーパーホルダー
裏面の粘着テープ位置がペーパーカバー内ギリギリだったが……
なんとか固定できた

 いろいろ試してみたところでは、5インチクラスのスマートフォンや10インチタブレット、厚みのある本も問題なく載せたり、立てかけたりすることができた。ノートパソコンも立てかけることはできたが、重量や大きさのあるものだとペーパーが引き出しにくくなるだけでなく、ペーパーホルダー自体の耐荷重を超える可能性もありそうなのでほどほどにしたい。

スマートフォンを置いてみた。安定感がある
立てかけてみた。縦置きだとリモコンのスイッチを押してしまいそう
10インチタブレットだとこんな感じ
本(べーしっ君 完全版)も大丈夫

 今回のように狭いトイレや、賃貸住宅に多い風呂トイレ兼用の3点ユニットバスなんかでは、ちょっとした物を置ける場所を作るのも大変。でもトイレトレイがあれば、どんなトイレにも必ず備えられているペーパーホルダーをそのまま置き場所として活用できる。そして、スマートフォンを立てかけて両手フリーで動画などを見られる快適さと、ポンとなにげなく置いてお尻を拭ける安心感を得られるのである。

ノートパソコンも立てかけられたが、ペーパーホルダーが重さに耐えられないかもしれない
製品名販売元購入価格
トイレトレイコバック1058円