本日の一品
鉛筆削り型の“人参削り”でサラダを遊ぶ!?
2016年7月25日 06:00
筆者はデジタルかつメカニカル系のモノが大好きな人間だと思っていたが、実は本当はファジーなアナログ系の方が好みなのかもしれない。まあ、デジタルとアナログの区分けは実は複雑な面もあり、筆者に言わせると「究極のデジタルはアナログだ!」となる。
今回ご紹介する「Karoto」は、アナログなアイテムだ。文具の鉛筆削りにインスピレーションを得て、そのまま大きくしてしまった、ちょっとしたお馬鹿アイテムだ。
3年ほど前に小さく一世風靡したが、その後ブームは冷えきってしまった感じだった。しかし、実際に使ってみると、これが意外とグッドなのだ。そういうこともあり、もう一度キッチンアイテムの末席に復活させようと企んだ次第だ。
形状は、文具屋さんでたくさん売られている、チープだが実用的な鉛筆削りそのモノだ。違いはそのサイズ。構造は鉛筆削りそのものなので、もし太くて大きなサイズの鉛筆を持っていれば、それ専用の鉛筆削りとして使ってもよいのだが、今回は、制作者の意図を尊重して、実際に人参系の野菜がどんな風に削れるのかをやってみた。
早速、適当なサイズの人参を2本と同じくらいのきゅうりを2本、しめて200円のお買い物。洗ってサイズを確かめてみたところ、どうもピッタリのようだ。
本来ならKarotoのピーラー機能で人参の皮を剥く前工程があったのだが、すぐに食べてしまいたいほど美味しそうな人参だったので、気が焦って前工程を省略して、速攻で削り状態に突入してしまった。
人参の皮を剥かなかったせいか、最初だけ、人参を回す手に多少のパワーが必要だった。基本的には鉛筆を削る要領と全く同じ、少し前に押し気味に、時計回りに回転させるだけだ。想像以上に気持ち良く人参が削れてゆく。
調子に乗って、一緒に買ってきたきゅうりも削って、冷蔵庫にあった大根も適度な大きさにカットして削ってみたが、いずれも鉛筆削りと変わらない感覚で見事に削れてしまった。
結果として、鉛筆の削りかすのような連続特殊形状の「変態的桂剥きベジタブル」が3種類できあがった。削りかす野菜をワイルドにボールに放り込んで、あとはお好みのドレッシングをかければ「削りかすサラダ」の完成だ。
包丁で細かく刻んだ野菜サラダとも、手でちぎった野菜サラダとも異なる、シャキシャキ感満載の触感はなかなか面白くて美味しい。我が家ではきわめて好評だった。
そして、削ったあとのウルトラ・ショートペンシルのようになった野菜は、極太野菜スティックとして食べてみたが、ちょっとワイルドだった。
Karotoの「変態的桂剥き」削り機能はきわめて面白い。考えもしなかった野菜やその他のものを削って、コンビネーションサラダにするのも楽しそうだ。この夏は遊べるオリジナルサラダで遊んでみよう。
製品名 | 販売元 | 参考価格 |
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Karoto | Monkey Business | 11.99米ドル |