てっぱんアプリ!

それなりの料理も一発で最高においしそうな見栄えになる写真アプリ「Foodie」

 スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!

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アプリ名: Foodie
開発者: LINE Corporation
価格: 無料
対応OS: iOS 8.0 以降、Android 4.0.3 以上
カテゴリ: 写真・ビデオ
ダウンロード: iOSAndroid

 「自分が何を食べたかを記録する」と同時に、「他人の食欲を刺激する」ことにも重点が置かれるようになった感のある料理写真のSNS投稿。可能な限りおいしそうな見栄えで撮りたいところだけれど、どうすればよいだろうか。料理撮影専用フォトアプリ「Foodie」を使うと、明るく撮るだけでなく、ちょっとした色調の工夫の大切さにも気付かされる。

料理写真専用のフォトアプリ「Foodie」

26種類のユニークなフィルターで料理の見栄えをさらにアップ

画面右下のアイコンをタップするとフィルターを選択できる

 「Foodie」は、料理をおいしそうに見せるための撮影に特化したフォトアプリ。「ジューシー」や「シャキシャキ」、「こんがり」など26種類のユニークな名称のフィルターが用意され、撮影時にリアルタイムで仕上がりを確認しながら選びつつ、シャッターを切ることができる。

 写真は正方形もしくは3:4のサイズを選択でき、周辺をぼかす効果を加えて食べ物自体によりフォーカスさせることも可能。また、端末を水平にすると画面が黄色くなり、真上からまっすぐ下に向けて撮影するのをサポートしてくれる。撮影したものは画像ファイルとして保存され、InstagramやTwitterに直接画像投稿可能だ。

周囲にぼかしを加えて中心にフォーカスさせる
水平にすると画面が黄色く変化し、真上からの撮影をサポート

フィルターを自由に選んでベストな写真に

 例えばサラダに対して「シャキシャキ」というフィルターを用いると、葉の緑が強調され、全体は明るく調整される。コントラストもやや強めで、葉1枚1枚の輪郭や葉脈もくっきり浮かびあがり、新鮮さが伝わるような雰囲気になる。また、ローストされたエビ料理に対して「こんがり」というフィルターを用いた場合は、元のくすんだ色合いがエビらしいやや赤みの差した見栄えに修正され、カリッとした輪郭になる。

 ただ、必ずしもサラダには新鮮さをイメージさせるフィルターを、焼いたものにはそれをイメージさせるフィルターを使わなければならないわけではない。エビ料理に「キッチン」というフィルターを用いた場合は、メリハリある画像で唐揚げ感の強い印象になったりもする。いくつか試して直感的に最もおいしそうに見えるものを選ぶと良いだろう。

「シャキシャキ」を反映
フィルターなし
「こんがり」を反映
「キッチン」を反映

こだわりを加えることでさらなるメシウマ写真になる

 これらのフィルターは、写真撮影する時だけでなく、すでに撮影した料理の写真に対して後から反映することもできる。すでに加工したものに、さらに別のフィルターを重ねがけするような使い方もでき、いわば無限のパターンで料理を演出できるとも言える。

 最近の端末では暗い場所でも明るく撮れるレンズを搭載していることが増え、そのままでも以前よりおいしそうな写真を撮ることはできるようになった。しかし、本アプリを使って料理に合わせた色調にさらにこだわることで、一段も二段も上の“しずる感”あふれる写真になるはずだ。

中東の料理(フィルターなし)
「エスニック」のフィルターを反映

日沼諭史