てっぱんアプリ!
プレゼン力を高めて商談を成功へ導く「Office Remote for Android」
(2015/10/23 06:00)
スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!
アプリ名: Office Remote for Android
開発者: Microsoft Corporation
価格: 無料
対応OS: Android 4.0.3 以上
カテゴリ: ビジネス
ダウンロード: Android
顧客や上司を相手に、いかにうまくプレゼンするかは、ビジネスマンにとって永遠のテーマかもしれない。少なくとも、いちいち紙の資料を大量に配って説明するのではなく、PCの画面をモニターやプロジェクターで映しながら効率よく説明したい。そんなシチュエーションでよりスタイリッシュにプレゼンできるようにするのが「Office Remote for Android」だ。
Windows上のOffice文書をリモートコントロール
「Office Remote for Android」は、Windows上のOfficeアプリケーションと連携して、スマートフォンから文書をリモート操作できるようにするマイクロソフト謹製アプリ。要するに、PC上で表示しているプレゼン資料のスライド切り替えなどを、スマートフォンからコントロールできるというものだ。
利用には、PC環境が動作条件を満たしていることを確認したうえで、別途専用ツールをインストールするなどの準備が必要となる。前提となる動作環境は、Office 2013以降が動作しているWindowsマシンで、Bluetoothを備えていること。本アプリをインストールしたスマートフォンとWindowsマシンとでペアリングしてBluetooth接続した後、Windowsで専用のヘルパーアプリをインストールすれば、利用可能になる。
パワポはページ送りとレーザーポインター機能が使える
ビジネスにおけるプレゼンは、多くの場合PowerPointを使うことになると思うが、スマートフォンからリモートコントロールできるのはPowerPoint、Word、Excelの3つ。PowerPointでは、スマホ画面の左右フリックでスライドのページ送りが可能なほか、選択したスライドページへのジャンプ、埋め込み動画や音声の再生・ストップなど。スマホ画面上ではスライドに設定した説明者用のコメントと、経過時間を表示するようにもなっていて、円滑な進行もサポートしてくれる。
さらに、注目ポイントを指し示す際に用いるレーザーポインターの代替機能もある。スマホ画面に表示されたスライドのサムネイルの上からなぞると、Windows画面上に、ほぼリアルタイムでポインターが表示される。試したところでは、画面をタッチする指の動きに合わせ、ほとんどタイムラグなしで自在に動かすことができた。ただ、PC(Bluetoothのアンテナやレシーバー)とスマートフォンとの間に遮るものがあると、電波が届きにくくなり追従性が落ちる場合があるので注意しよう。
Word、Excelはスクロール、拡大・縮小が自由自在
一方Wordでは、スマホ画面上での目次選択によるページジャンプ、ボタン操作による行単位の上下左右スクロールと画面単位の上下スクロール、文書の拡大・縮小が可能。Excelでは、複数あるシートの選択、表の上下左右スクロール、画面の拡大・縮小といった操作が可能になっている。
これまでは、カッコ良くすらりと立ってプレゼンしようとしても、ページ送りのたびにかがんでPCを操作しなければならなかったり、あるいは他の人にPCの操作を任せているせいでタイミングがいまいち合わなかったり、市販のレーザーポインター内蔵リモコンなんかを購入する必要があったりした。しかし本アプリがあれば、そんな問題も全て解決。
スタイリッシュかつスムーズにプロポーザルをクライアントにプレゼンテーションしてクロージングまでラップアップでき、ビジネス・オポチュニティをマキシマイズできるはずだ。