スタパ齋藤の「スタパブログ」
チューブと磁石で「細いモノ」を保持
(2015/12/9 06:00)
ネオジム磁石と熱収縮チューブが大好きなワタクシ。ネオジム磁石はヒッジョーに強い磁力を持つ磁石で、注意して扱わないと皮膚を挟むなどして怪我の原因になったりもします。が、小さくても十分強い磁力を発揮しますので、磁石としてより幅広く活用できます。熱収縮チューブは先日のエントリでご説明したとおりですな。
ワタクシの場合、透明の熱収縮チューブを使い、小さなネオジム磁石を細めのツール類やペンに装着しています。こうしておくと、ツール類やペンなど細いモノを、たとえばスチール棚などにペタリと吸着して保持させておけます。多用する道具類を、すぐ手が届くところにチョイと吸着保持させておくと、ヒッジョーに便利です。
以前は熱収縮チューブではなく、強力接着剤を使って、ツールやペンにネオジム磁石を接着していました。が、それだと接着が面倒で、注意深く接着しないと仕上がりが汚いなど、若干のイマイチ感が。熱収縮チューブだと手軽に取り付けでき、仕上がりもまあフツーにキレイになります。ので、(細いモノに限られますが)熱収縮チューブのを使ったほうが便利かな、と。
ただ、当然ですが、磁化しちゃダメなツールにはネオジム磁石はもちろん磁石をくっつけても近づけてもいけません。うっかり磁石をくっつけてしまってた「帯磁」したツールは、「消磁器」を使えば磁力を消せます(完全に消磁できない場合もあります)。
もうひとつ、ネオジム磁石は加熱すると磁力が弱くなり、さらに磁力が失われる(磁力がなくなる温度が約310~340度である)ことにも要注意です。熱収縮チューブは100度以上に加熱すると収縮するものが多く、この温度はネオジム磁石の若干の磁力低下を招きます。まあ、熱収縮チューブを縮める程度の、短時間かつ比較的に低温での加熱なら大きな影響は出ないと思いますが、一応「ネオジム磁石は加熱しちゃダメ」と考えて扱いましょう。