みんなのケータイ

手持ち撮影では手ぶれ補正を使いたい

 子供が生まれると、どうしても動画撮影の機会が増える。というか、撮影しとかなくちゃ、みたいな義務感が湧いてくる。デジカメやアクションカムを使うパターンもありつつも、どちらかというと常に持ち歩いているスマホに頼ることが多く、我がARROWS NX F-05Fでもどうせなら可能な限りきれいに撮りたい、と思うわけで。

 ところが、普段使いで動画を撮影していると、手ぶれがどんどん気になってくる。歩きながら動画撮影したりすると、その時は気付かなくても後で大画面で見た際に、なんかブレブレで見るに堪えない、みたいなことが多いのだ。

 そういうこともあって、最近のスマホには電子式の手ぶれ補正が搭載されることが増え、ARROWS NX F-05Fでももちろん利用できるようになっている。筆者は、手持ちする時は必ずこの電子式の手ぶれ補正をオンにして撮影しているのだが、実際のところどれくらい効果があるのか、一度確かめてみようと思った。

 補正をオフにした状態と、オンにした状態、そして参考までにスタビライザーを使った状態で、それぞれ歩きながら動画撮影してみたサンプルが以下。手ぶれ補正オン+スタビライザーという組み合わせでも撮影している。

標準カメラのメニューから設定できる手ぶれ補正
スタビライザーに固定してみた図
歩きながらの撮影で地面も見えるよう、やや下向きにセッティング
横置きだと端末の重心がやや偏るので、カウンターウエートをちょっと横にずらした
【動画サンプル】

 1台しか端末がないので全く同じシーンで比較することはできなかったのだけれど、こうして見ると、ARROWS NXの手ぶれ補正は、「使わないよりは使った方がいい」感じ。足の踏み出し時の揺れはさすがに抑えきれていないものの、補正をオフにすると踏み出し時以外もほぼ常に揺れていることがわかる。手ぶれ補正は、やはりそれなりに効果があるようだ。

 スタビライザーを使った場合は全体的に滑らかで、手ぶれ補正も加えると(差はわずかだけれど)さらに効果的。ただし、手ぶれ補正オン時はオフ時に比べ画角がやや狭くなる。可能な限り視界を広くしたいシーンは、手ぶれ補正を使うかどうかよく考えるべきかも。

 最近は、フルHD撮影は当たり前。機種によっては4K動画の撮影まで可能なものも出てきたが、高解像度カメラの本来の画質を発揮するにはブレをなくすことも重要だ。たとえば最近話題になったiOSアプリの「Hyperlapse」でも、できあがったタイムラプス動画の解像度はさほど高くないのに、ブレを抑制することで映像品質が優れているように見えたりする。

 9月30日に発表されたドコモの新機種の中では、シャープのAQUOS ZETA SH-01Gがついに光学式手ぶれ補正を搭載した。iPhone 6 Plusも光学式手ぶれ補正を(静止画撮影時に限って)利用できるようになっている。新しいARROWS NX F-03Gは動画解像度のアップに止まったけれど、手ぶれ補正機能はこれからどんどん進化していくだろう。子供をもつ親としてはとっても期待している。

ただいまのフリック学習モード。“か行”や“た行”のキーにある文字が時々消えるようになった。しかしコンプリートはまだまだ遠い……