みんなのケータイ

 昨年、本コーナーでも何回か取り上げたけど、ボクは今から約1年前、2013 International CESの取材で米国に出かけた際、Verizon版「iPad Retinaディスプレイ Wi-Fi+Cellularモデル(iPad 4)」を購入した。米国で販売されているモデルはSIMロックがされていないこと、iPadの設定メニューからオンラインサインアップでVerizonのデータ通信サービスがとても簡単に登録できたこと、帰国後はNTTドコモの回線を利用したMVNO「BB.excite」のmicroSIMカードを使い、NTTドコモのLTEネットワークに接続できたことなどを紹介した。

 そして、昨年秋には後継モデルとなる「iPad Air」と「iPad mini Retinaディスプレイモデル」が発売された。iPad Airは478gとグッと軽くなり、iPad mini Retinaディスプレイモデルは約30g増の341gながら、ディスプレイがRetina化(1536×2048ドット表示)され、CPUもiPad Airと同等に強化。これはもう買い替えるしかない(笑)。

 とは言うものの、予算の都合もあるので、まずは書籍を執筆するためにWi-Fi版を購入。Wi-Fi+Cellular版については、前回同様、SIMフリー版を検討していたが、国内版は国内の携帯電話事業者に対してのみ、SIMロックされている状態で、海外渡航時は海外の携帯電話事業者のプリペイドSIMカードなどが利用できるため、「今回はauか、ソフトバンクで買おうかな」と考えていた。

 ただ、両機種の発売時期は猛烈な忙しさで、結局、発売当日に店頭で並ぶことができず、しばらくしてから家電量販店のオンライン販売で機種変更の手続きを申し込んだ。ただ、これがまったく返事がないため、「じゃあ、今回もCESのときに買うか」ということになった次第。ちなみに、この家電量販店のiPadオンライン販売は、携帯電話事業者のWebページにリンクされる形式だが、申し込みを受け付けた後の連絡がほとんどなく、どう受け付けられたのか、いつ頃、入荷しそうなのかといった情報がまったくわからない。家族のiPhone 5sは同じシステムで注文し、最終的には無事に購入できたが、それもある日突然、「入荷しましたけど、どうしますか?」と連絡があっただけ。他の一般的なオンライン販売の予約システムに比べると、不親切な印象は否めない。

米国で購入したiPad mini Retinaディスプレイ128GBモデルとSmartCase

 とまあ、国内の話はともかく、今回もラスベガスに到着した翌日、昨年同様、ショッピングモール「Forum Shops」内にあるApple Storeに出向き、無事にiPad mini Retinaディスプレイモデルを購入した。予約なども必要なく、スタッフに頼むと、すぐに商品が出てきた。今回は写真やムービーだけでなく、音楽もいっしょに持ち歩くことを考慮したため、容量は128GBモデルを選んだ。携帯電話事業者については、昨年がVerizon版だったこともあり、今回はAT&T版をチョイスした。ちなみに、今回のiPad Air及びiPad mini Retinaディスプレイは、対応する通信サービスや周波数によって、モデルが異なるといったことがなく、日本と海外で販売されているモデルはSIMロックなどの部分を除けば、基本的に違いはない。そのため、米国で購入する場合は、どの携帯電話事業者のSIMカードが入っているかという部分だけが異なる。

 購入後のアクティベーションとオンラインサインアップによる契約だが、アクティベーションはApple StoreのWi-Fiを使って、その場で済ませた。スタッフが親切なのはどこのApple Storeも同じだが、今回対応してくれた方は奥さんが日本人らしく、片言の英語と日本語を交えながら、日本の話題で盛り上がりながら、楽しくアクティベーションができた。

 AT&Tとのオンラインサインアップによる契約は、Wi-Fiによるインターネット接続が必要になるので、今回はそのままApple Storeで作業を継続。基本的な流れは昨年のVerizon版と同様。料金プランは以下のものが選べるが、今回は他にもモバイルWi-Fiルーターを持っているので、1GB/3カ月/25ドルのプランを選んだ。

容量利用期間料金
250MB24時間(自動更新なし)5ドル
250MB30日間14.99ドル
1GB3カ月(自動更新なし)25ドル
3GB30日間30ドル
5GB30日間50ドル

 オンラインサインアップ時の支払いはクレジットカードを利用するが、今回は日本で発行されたクレジットカードを使うことができた。登録ページには住所などを入力するが、Billing Informationには正しい日本の住所、州名やZIPコード(郵便番号)はラスベガスのものを入力し、利用場所はホテルなどの情報を入力すれば、問題なく、登録できた。ただし、携帯電話事業者によっては日本のクレジットカードが利用できないこともあるので、注意が必要だ。たとえば、昨年、Verizonのオンラインサインアップでは日本のクレジットカードで登録できたが、今年は受け付けてもらえないケースがあるという。

 とまあ、そんな感じでアクティベーションもオンラインサインアップも終わり、ラスベガス滞在中は快適にiPad mini Retinaディスプレイを使うことができた。テザリングについてはショップに出向いて、手続きが必要だったが、今回は時間がなかったので、次回、米国に出向くことがあれば、試してみたいところだ。

 また、今回購入したiPad mini Retinaディスプレイは、帰国後、IIJmioのSIMカードを挿し、無事にNTTドコモのLTEネットワークにも接続できている。そう言えば、国内ではまだNTTドコモがiPadの取り扱いを開始していないけど、いつ頃、扱い始めるんでしょうか。前にも書いたけど、国内でも米国と同じように、iPadの設定画面からサインアップでき、容量や日数によるプランを手軽に契約できると便利なんだけどなぁ。

パッケージの背面には「ATT」の文字が見える。AT&TのnanoSIMカードが装着された状態で受け取る
iPadの設定メニューの[モバイルデータ通信]からオンラインサインアップが可能。今回は1GB/3カ月/25ドルのプランを選んだ
手続きが完了すると、こうしたダイアログが表示される。画面ではWi-Fiだが、米国でLTEによる接続も確認できた
国内に帰国後、IIJmioのSIMカードを挿したところ、NTTドコモのLTEネットワークに接続できた