すごく久しぶりにパズルゲームにハマる

2012年6月28日 06:00
(日沼諭史)
仕事もせずにDIGNOでゲームばかり……?!

 パズルゲームでここまでハマるのは、ゲームボーイの「ドクターマリオ」や「クイックス」以来じゃないだろうか。仕事柄いろんなAndroidアプリやゲームをこのDIGNOでプレイしてきたけれど、仕事と割り切っているのでRPGなんかはキャラやストーリーに感情移入しないし、ほとんどのパズルゲームは必要最低限だけプレイすればあっさりやめる。そうしないと時間がいくらあっても足りないから。

 なのに、「Triple Town」というゲームはもうかれこれ2週間くらい、ほぼ毎日のようにプレイしているのだ。ちょっとやばい。ちょっとどころか結構やばい。

 この「Triple Town」を一言でいえば、パズルと育成シミュレーションを合体させたようなゲーム。同じ絵柄の草や木、家などを3つ以上揃えると1個のオブジェにまとまる、というのが基本ルール。こういう3つ揃えていくゲームのことを“マッチ3ゲーム”と呼ばれていることを最近初めて知った。いつからなんだろう。少なくとも友達と「ぷよぷよ」を少しだけプレイしていたときには、そんな言葉はなかった気がする。

 それはともかく、このゲームが他の“マッチ3ゲーム”と微妙に違うのは、3つ揃えても全部が消えるわけではなく、1個のオブジェにまとまって、しかもそのオブジェが成長する、というところ。つまり、草を3つ揃えれば1つの木に、木を3つ揃えれば1つの家に、家を3つ揃えればさらに大きな家に……と、繰り返していくことでそのうち立派な集落ができあがるというわけ。

 で、もちろんそう単純に成長させられるはずもなく、お邪魔キャラの“クマ”が登場したりする。このクマは、オブジェを置けるはずの空き地を縦横無尽に動き回るので、置きたい場所にオブジェを置けない、ということになる。1匹どころか大量にどんどん現れたりするので困りものなのだが、怒った目つきの悪そうな顔や、時折見せるかわいらしい仕草を細かいアニメーションで表現していて、憎むに憎めない。このクマも、3匹以上揃えて動けないように追い込めば建物に変化して得点できる。大量のクマを一気に消すことができたときの爽快感はとってもやばい。

“ブッシュ”を3つ揃えると……1本の“木”になる
邪魔なクマたちも動けないように追い込んでやれば……一気に消えて1軒の建物に変化するのが気持ちいい!

 無料で遊べるゲームだけれど、やっぱり制限はある。“Standard map”というステージ1つでしか遊べないのと、置けるオブジェの数に上限が設けられているのだ。特に後者の制限は、少しでもこのゲームにハマってしまえばすぐに上限に達してしまう。そうなると、しばらく時間をおかないとオブジェを1つも置けないので、イライラが募った筆者はついに300円余りを支払って制限を解除してしまった。こうして歯止めが利かなくなり、2週間以上ハマり続けているというわけ。うまい仕組みにしているなあと、つくづく思う。

 とりあえず10万点のスコアを目標にしていて、そこまで到達したら卒業するつもり。なのだけれど、今のところ“Standard map”の最高得点は5万点にも達していないので、果たして卒業できるのか、わりと不安だ。