Nokia Lumia 800で日常的な利用は問題なし

2012年3月28日 06:00
(山根康宏)
テザリング機能がないLumia 800

 Nokia Lumia 800を使い始めて4カ月。初めて使うWindows Phoneということもあり、当初はメイン端末にできるかどうか不安もあったが、今のところ日常的な利用にはほぼ問題なく使えている。各種のWebサービスやSNSサービスの利用もそれなりに使えるレベルなので、ちょっと外出するときなど端末を1台しか持っていけないときはLumia 800だけで済ませるようになった。Facebook、Twitter、Weiboの利用も凝ったことをしなければ公式アプリでOK。動画サービスはYouTubeやYoukuも利用できるし、最も使う地図サービスもGoogleマップが利用できるgMapsがあるので助かっている。

 とはいえ、まだまだ不満もある。アプリの種類が少ないのはWindows PhoneがこれからのOSであるため仕方ないとあきらめているが、従来のNokiaのスマートフォンにあった使い勝手がWindows Phoneになって一部備わっていないのは残念。中でもテザリング(Internet Sharing)機能は他のWindows Phone端末では搭載しているものもあるが、Lumia 800は非搭載。ファームウェアのアップデートで対応すると言われているが、ノートPCやタブレットをちょっとネットに繋ぎたいときなど身近にあるLumia 800をモデム代わりに利用できないのは残念。

日常利用は問題ないがアプリの並び替えがしたい

 またこれはWindows Phone全般に言えることだが、アプリを追加していくとアプリの一覧が増えていくが、この並び替えは50音/アルファベット順であり、順番を変えることはできないようだ。アプリの数が45個以上になると頭文字での検索ができるが、アプリの名前を正確に覚えていないときは結局画面をスクロールさせることになる。よく使うアプリはスタート画面にショートカットとしてタイルを置いておくことができるものの、アプリ一覧画面でのフォルダ分けや並び替えの自由度があるともうちょっと使いやすくなるのではないだろうかと思うところ。

 とまぁ若干の不満もあるものの、これからのアップデートでより使いやすくなっていくだろうと楽観視はしている。なにせ使い始めてから今に至るまで、ここまで使い物になるとは思っていなかったので、現状には十分満足している。画面サイズの大きくなった上位モデルのLumia 900も発表されており、筆者のメイン端末は他社スマートフォンではなく、いずれはそちらへの乗り換えも考えているところだ。