iコンシェルの「おでかけナビ」を試してみた

2009年11月30日 11:01
(関口聖)
スケジューラーに地名入りのデータを入力

 オートGPS対応に注目が集まるドコモの「iコンシェル」だが、27日から新サービス「おでかけナビ」がスタートした。冬モデルの発表にあわせて案内された機能だったので、「オートGPS限定のサービスなのかな?」と思い込んでいたが、あらためて確認したところ、「オートGPS対応とは関係がなく、iコンシェルの機能拡充になる」(ドコモ広報部)とのことで、2008年冬以降に発売されたiコンシェル対応の携帯電話であれば誰でも利用できる。

 では、「おでかけナビ」がどういった機能かと言うと、「ケータイのスケジューラーに地名入りの予定を入力しておけば、いつのまにか詳細欄に経路検索サイトへのリンクが追加される」というもの。「件名:同窓会」「場所:梅田 BIGMAN前」などと入力しておけば、「 http://navi.its-mo.com/ ……」というURLが追加され、アクセスすると目的地を選ぶ画面、次いで出発地を選ぶ画面となる。

 これまでもアドレス帳に店舗の電話番号を登録しておけば、iコンシェルのデータ更新時に店舗住所などが付加されていた。仕組みとしては、そのあたりとほぼ同等と思われるが、ネットワークと連携してスケジューラーがさらに便利になったのは、素直に嬉しいポイント。地図アプリとの連携やローカル(端末内)での検索処理などが実現されれば、なお嬉しい。

 個人的な問題は、普段、ケータイのスケジューラーをあまり使わないことだ。いきなり全てを否定した気がしなくもないが、業務で使うスケジューラー、プライベートでPCから使うスケジューラーと、既に2つものカレンダーアプリを利用しており、関口の能力的には限界突破目前。ただ、先述したように、“ネットワークとの連携”で実現する機能は、これからのケータイの醍醐味と言えるモノ。iコンシェルの「iスケジュール」「おでかけナビ」は積極的に使っていきたい。

別の日程だが、下部にURLが追加されているのがわかるアクセスすると目的地を設定する画面に
次いで出発地を設定検索結果