みんなのケータイ
ワイドFM対応ラジオとしても使える「MARVERA KYF35」を購入
【MARVERA KYF35】
2017年10月12日 06:00
テンキーや十字キーをポチポチ押して文字を入力したり、小さい画面でブラウザを開いたりする。つい数年前まで当たり前だったことが、スマートフォンが普及した現在では、なかなか体験することができなくなりました。しかしながら、従来型の携帯電話（フィーチャーフォン）に対して根強い需要があるため、各キャリアともAndroidベースで、高音質通話（VoLTE）に対応したフィーチャーフォンを発売しています。
筆者は、昨年10月にNTTドコモから発売された「AQUOSケータイ SH-01J」を購入したことがきっかけで、従来型の携帯電話にハマってしまいました。電話をかけるとき手に取りやすく、電池持ちが良い。それでいてコンパクトといったメリットがあるため、「まだ発売され続ける限りは、スマホだけでなくフィーチャーフォンも使っていたい！」と思っています。
その考えを確固たるものにした今年8月、auから新しいVoLTEフィーチャーフォン「MARVERA KYF35」が発売されたので、さっそく手に入れました。本体価格は4万3200円（税込）で、毎月割適用後の実質負担額は2万7000円、前回購入機種が3Gフィーチャーフォンで、auの利用期間が37カ月以上の場合は1万6200円となっています。筆者の場合、他社からの乗り換え（MNP）で一括価格1円、さらに購入した家電量販店のポイントが5000ポイント付与されるとの条件で契約したため、非常に安価に購入できました。
スペックは、画面が3.4インチの854×480ドット（FWVGA解像度）ディスプレイ、チップセットがSnapdragon 210（MSM8909）、防塵・防水、MIL規格準拠の耐衝撃性能など、必要十分となっています。
さまざまな機種があるなかで購入の決め手となったのは、FMラジオ機能が搭載されていることでした。「radikoプレミアム」のサービス開始以来、地元のラジオを聴取することが少なくなった筆者ですが、地震などの災害が発生した際に直接放送波を受信できる端末を持っているか、持っていないかでは大きな差があります。
本機は3.5mmイヤホンジャックが搭載されていないため、FMラジオを聴取する際にはmicroUSBケーブルや、変換アダプターを装着する必要があります。チューニングする際には、左右のキーを一回押すと0.1MHzずつ周波数の調整ができ、長押しすると自動的に電波状態の良いチャンネルをサーチし、チューニングします。
聴取可能周波数帯は76.0MHz～108.0MHzで、AMラジオの番組をFMでも聞ける「ワイドFM」に対応しています。また、直接周波数を入力してチャンネルを合わせたり、いつも聴取するチャンネルをプリセットしたりして、普通のラジオと遜色なく使うことができます。肝心のラジオの感度は、筆者手持ちのポケットラジオと比較すると若干弱いと感じますが、十分に電波を受信することができています。
余談ですが、本機は2017年8月10日に発売されたため、総務省が発表した「モバイルサービスの提供条件・端末に関するガイドライン」（※関連記事）に含まれていたMVNO向けSIMロックの廃止の対象となっており、au系MVNOで音声通話やデータ通信を行なうことができます。自己責任の上で筆者が契約している「UQ mobile」のマルチSIMを挿入し、APN設定をしたところ、無事電話やインターネットの閲覧ができました。
基本性能がしっかりとしていて、FMラジオなどの便利な機能もふんだんに搭載した「MARVERA KYF35」を、これからも愛用していこうと思います。
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