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Switch+スマホでスプラトゥーン2をより楽しく!

 筆者はゲームが好きだ。不惑にして何を言ってるのだこのオッサン、と思う人もいるかも知れないが、筆者はもはや惑うことなくゲームが大好きである。とくにオンラインゲームをプレイしていて、筆者にとってオンラインゲームの世界は近所のコンビニより身近で大事な生活の場となっている。

Switchでスプラトゥーン2をプレイするなら、スマホアプリも活用したい

 かつてオンラインゲームというと、成人のコアゲーマーのものだった。しかし「インターネットの普及」や「ゲーム機の高性能化」などにより、若年層のライトゲーマーがオンラインゲームをプレイすることも増えてきた。任天堂のゲーム機「Switch」向けの「スプラトゥーン2」は、その典型のひとつと言えるだろう。

 スプラトゥーン2は4対4のオンライン対戦がメインの、3人称視点シューティングゲーム(TPS)である。この種のゲームはコアゲーマー向けになりがちだが、スプラトゥーンシリーズはライトゲーマーでも楽しめるようにアレンジされていて、男女問わず、子どもから大人まで幅広い層に支持されている。

Nintendo Switch Onlineアプリ。現時点ではほぼスプラトゥーン2専用だが

 スプラトゥーン2では、スマホアプリを使った「Nintendo Switch Online」サービスでプレーヤー間のコミュニケーションが可能になっている。

 「こうしたコミュニケーション機能はゲーム本体に内蔵させるべきじゃないだろうか」と筆者も最初は思っていたが、実際に使ってみたところ、「これはこれであり」と感じた。

 スマホは常時オンラインでプッシュ通知にも対応するので、Switchを手にしていなくても、読書なりテレビ視聴なりほかのゲームなりをしていても、フレンドから「スプラ行こうぜ!」と誘いを受けることができる。気軽に誘い誘われることができるのは、非常に面白い。

iPadで電子書籍を読んでいても、いきなりお誘い通知が入るのが面白い

 フレンドとチーム戦をするときは、スマホアプリ上でボイスチャットもできる。オンラインシューティングゲームでは、ボイスチャットの有無はチーム連携に大きな差が出るので、この機能も非常に面白い。

 ボイスチャットはフレンド限定だが、これも良い制限だと思う。スプラトゥーン2はプレイヤーの年齢層やゲームスキルが幅広いので、ランダムマッチングしたプレイヤーと自由にコミュニケーションが取れない方が、お互いに不快な思いをしにくい。海外のオンラインゲームにたまにいる、「四文字言葉を叫びまくる正体不明のオッサン」は、スプラトゥーン2には相応しくない。

 Switchは携帯ゲーム機としても使えるので、外出先でスマホのテザリングなどで対戦プレイをすることもできる。しかし、日常的にスマホのテザリングでスプラトゥーン2をプレイするのは、あまりおすすめできない。

2マッチで23.2MBに達した。もちろんほかの通信もしているわけだが、ストリーミングサービス並みの通信量

 スプラトゥーンシリーズはオンラインゲームとしてはやや通信量がやや多めなようで、実際に試したところ、3分間のマッチで10MBくらい通信していた。1日1時間ほどプレイすると、30日で6GBにもなってしまう。モバイルネットワークの通信量としては、やや多めだ。一方、遅延50ms程度のLTE回線であれば、遅延を感じることはほとんどなかった。

 自宅で毎日ガッツリとプレイするならば、固定ブロードバンド回線は必須だが、たまに外出先で使うくらいならば、我慢できるデータ量と遅延と言えるだろう。

 と、こんな記事を書いておきながら、実は筆者はあまりスプラトゥーン2をプレイできていない。仕事が忙しかったり、旅行や出張が連続していたり、ほかのゲームをプレイしていたりで、スプラトゥーン2のプレイヤーランクはほかのプレイヤーに大きく水をあけられている。

機内でFF14にログインしてみたが、ゲームにならなかった

 今週はニューヨークでの発表会取材なので、移動中にプレイできると良いのだが、オンラインゲームは安定した通信が必要なので、移動中のヒマ潰しには不向きだ。筆者は一度、某MMORPGに機内Wi-Fiから接続したことがあるが、遅延が大きすぎて接続も維持できず、まったくゲームにならなかった。機内ではおとなしくオフラインモードで腕を磨くべきなのだろう。もっとも、機内のUSBだとSwitchへの給電が追いつかず、あまりプレイし続けられなかったりするのだが……。