IS01を秋の夜長のお供に?

2010年10月5日 06:00
(法林岳之)
底面の電池カバーを外すと、ボールベンの先などで、すぐに押せるリセットボタンを装備
IS01はキーバックライトがないため、真っ暗なところではキーがまったく見えない。

 IS01を使いはじめて、約3カ月。だんだん2台目端末としての使い方に慣れ、何かを調べたいとき、メール(Gmail)を見たいときなどに、IS01をカバンから取り出すことが増えてきた感じ。今週、auからはいよいよ「IS03」も発表されたけど、フルキーボードや大画面など、2台目という割り切った使い方なら、まだまだIS01にも活躍できるシーンがありそうだ。

 ただ、この数カ月、IS01を使ってきて、いくつか気になることもあった。たとえば、動作の安定感。これはIS01に限らず、Android OS採用端末には結構、共通しているんだけど、いろんなアプリを使っていると、動作が重くなり、アプリが強制終了してしまうことがある。あまりアプリを増やさないようにした影響もあるのか、一時期に比べ、頻度は減ったけど、通常のケータイとスマートフォンの違いでもあるので、意外にストレスがたまる。

 ただ、IS01の場合、底面の電池カバーを外したところにリセットボタンが装備されているので、いざとなれば、そこをボールペンの先でポチッと押すだけで、簡単にリセットができる。ほとんどのスマートフォンは電源ボタンを長押しして、電源をON/OFFしなきゃいけないので、すぐに再起動できるのは便利というか、何というか……。まあ、再起動しなくて済むのが一番いいんだけど……(笑)。

 2つめのポイントは、キーバックライトがないこと。通常のケータイはほとんどの機種にキーバックライトが装備されていて、暗いところでも問題なく使えるんだけど、残念ながら、IS01はキーバックライトがないため、真っ暗なところでは明るい大画面ディスプレイの明かりで、うっすらとキーが見える程度。寝る前にちょっと気になるページをチェックして……なんていうときには、結局、部屋の明かりをつけなきゃいけない。そう言えば、知り合いのライターさんが飛行機の中でも原稿が書けるように、ノートPCのキーに蛍光シールを貼ってたけど、その手で行くかなぁ。いや、IS01でそれはさすがにかっこ悪いか(笑)。

 最後に気になる点が充電環境。IS01は1400mAhという大容量の電池パックを採用しているんだけど、しばらくWi-Fiを使っていると、目に見えて、電池残量が厳しくなってしまう。Android OS採用端末は全般的に省電力性能が不十分で、通常のケータイよりも電池の減りが早い印象。IS01の場合、充電は本体前面のmicroUSBポートにケーブルを接続するんだけど、ここのところ、出張が多かったこともあり、USBポート装備の充電器を試してみた。単三のニッケル水素充電池などを装着し、IS01とUSBケーブルで接続して、充電するという機器だ。

 今回はメジャーなところで、パナソニックの「ポケパワー BQ-PP10K/F」、三洋の「eneloop mobile booster KBC-E1AS」を試したんだけど、残念ながら、どちらも充電できず。USBケーブルをいろいろ差し替えても充電できない。結局、充電できたのは以前から持っていたソニーの「EnergyLINK CP-3H2K」。ただ、コイツはボディサイズが大きい上に、どうも生産中止みたいで……。

 ちなみに、他のスマートフォンも試したけど、ポケパワーとeneloop mobile boosterはXperiaやBlackBerry Bold 9700も充電ができなくて、逆に、HTC DesireやiPhone 4、SAMSUNG GALAXY S(海外モデル)は、どれでも充電ができたという結果でした。ケーブルを改造するという手もあるようですが、素直にこのあたりを待つべきなんでしょうね。

USBポート付き充電器で充電しようとしたけど、Panasonic「ポケパワー BQ-PP10K/F」(中央右奥)、SANYO「eneloop mobile booster KBC-E1AS」(中央奧)は充電できず。結局、使えたのはソニー「EnergyLINK CP-3H2K」だけでした正常に充電が開始されると、IS01の電池アイコンが変化。ポケパワーやeneloop mobile boosterでは、こうした変化が見られなかった。