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J-フォン、W-CDMA/GSMのデュアル端末を開発中

ダリル・グリーン社長

J-フォン
ダリル・グリーン社長
 日本テレコムは、2001年度(2001年4月~2002年3月)の連結および単独決算を発表し、都内で記者会見を行なった。その中でJ-フォンがW-CDMA方式とGSM方式の双方に対応した端末を提供する計画があることが明らかにされた。

 日本テレコムの連結決算は、売上高が前年度比16.3%増の1兆7040億円、経常利益が前年度比17.3%減の740億円。売上高の伸びの主な要因は、J-スカイ、写メールなどのJ-フォンのサービスが好調だったことが挙げられ、全般的には音声の不調をデータ通信の成長でカバーする形となった。J-フォンだけで見れば、売上高は前年度比22%増の1兆1064億円、経常利益は34%増の725億円となっている。

 会見に出席したJ-フォンのダリル・グリーン社長は、一時的だが今年3月にauを抜いて業界2位への躍進を果たしたことについて、「1年経ったところで同じ座を確保したい」と、2002年度に対する意欲のほどを語った。

 また、同氏によれば、今年12月から正式スタートする予定の第3世代携帯電話サービスについて、新たにW-CDMA用の基地局を配置するのではなく、PDC用の基地局と電源等を共有できる小型の基地局を追加設置することで、投資効率を高めながら、2003年8月には現行の方式(PDC)と同水準のサービスエリアを達成する計画だという。2002年度の設備投資額は前年度より500億円少ない3000億円程度になるとされている。

 さらに、J-フォンでは、W-CDMA方式とGSM方式の双方に対応したデュアルモード端末の投入計画もあり、これを使った国際ローミングサービスも早々に実現する方針。同氏は「3Gの特徴は音声の美しさ。途切れるとか、聞こえにくいとか言われているが、一度3Gを経験したら2Gは嫌になる。J-スカイの3Gバージョンも必ずやっていく」と語った。

 なお、日本テレコムでは、イー・アクセスに対しDSL事業を売却することも併せて発表している。


加入者数の推移 小型基地局
加入者数の推移
J-フォンが設置する小型基地局

・ ニュースリリース
  http://www.japan-telecom.co.jp/newsrelease/nr020528_fs.html

J-フォンが3Gサービスの開始を再延期、試験サービスは6月末から


(湯野 康隆)
2002/05/28 21:47

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