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J-フォンが3Gサービスの開始を再延期、試験サービスは6月末から

ダリル・グリーン社長

J-フォン
ダリル・グリーン社長
 J-フォンは、W-CDMA方式による次世代携帯電話サービスの開始時期を12月に延期すると発表した。同社が提供スケジュールを変更したのは今回で2度目となる。J-フォンでは、6月30日から首都圏で試験サービスを展開する予定。

 当初(2000年4月)の計画では、東名阪エリアで2001年12月より、その他のエリアで2002年10月よりW-CDMA方式による次世代携帯電話サービスを提供することになっていた。しかし、2000年12月にW-CDMAの標準化を行なっている3GPP(Third Generation Partnership Project)が新しい仕様をリリースしたことから、これに対応するため、J-フォンでは2001年3月の時点でサービス開始時期を2002年6月まで延期すると発表していた。この時点での計画では、2002年6月より首都圏でサービスを開始した後、2002年10月よりその他のエリアでサービスを開始することになっていた。

 今回提示されたスケジュールは、NTTドコモのFOMAのケースと同様に、今年6月30日より首都圏(国道16号線内)で試験サービスを実施した後、12月から首都圏および全国主要都市で正式サービスを開始するというもの。正式サービス開始時点での人口カバー率は約60%で、2003年度末までに約90%を達成する計画だという。

 試験サービスの主な内容は、音声通話、パソコン接続によるデータ通信、海外のGSM端末にJ-フォンのUSIM(UIM)カードを装着することで可能となる国際ローミングの3つ。データ通信については、回線交換方式では最大64kbps、ならびにパケット通信方式では最大384kbpsと、FOMAと同等のスペックとなる。試験サービスのモニターは、同社の関係企業や一般から募集される予定で、その規模は数千人とされている。対応端末はNECと三洋電機が提供し、モニターに無償で貸し出される予定。

 J-フォンのダリル・グリーン社長は、「3GPPで今年3月に決められたバージョン(Release 4)に対応しなければ、グローバルな接続性を保つのは難しい。FOMAの不振とは関係ない」と、今回の延期の理由を語った上で、3度目の延期については「絶対ない」と強く否定した。同氏によれば、次世代サービスの延期による同社の損失は数億円程度になる見通し。


・ J-フォン
  http://www.j-phone.com/

J-フォン、次世代携帯電話サービスの開始を半年延期
J-フォンがIMT-2000の事業認可申請


(湯野 康隆)
2002/04/24 18:16

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