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W3C（World Wide Web Consortium）は、ベクター形式の画像フォーマット「SVG（Scalable Vector Graphics）」のバージョン1.1と、同フォーマットの携帯機器向けのプロファイル「Mobile SVG」の勧告候補を公開した。 SVGは、Web関連の仕様を策定する標準化団体のW3Cが規定した画像フォーマット。XMLの仕様に準拠する形でベクター形式による画像表現が可能で、もちろんラスター形式の画像やテキストを取り込んでの表現も行なえる。 新バージョンの1.1の機能は基本的には前バージョン（1.0）と同じだが、その定義方法が変更されており、DTDを機能モジュールごとに分割することにより、目的にあわせて必要な部分だけを利用できるようになっている。 あわせて公開された「Mobile SVG」は、各モジュールを整理し、携帯機器に必要な機能だけをまとめたプロファイルで、現在のところ、携帯電話向けの「SVG Tiny」とPDA向けの「SVG Basic」の２つが用意されている。 W3Cでは、今回の勧告候補に対する意見を広く募集し、内容を再度検討した上で、近く正式勧告を行なう予定。SVGの標準化作業を行なうワーキンググループには、日本からはKDDI研究所やキヤノン、シャープが、携帯電話関連企業ではNokia、Ericsson、Openwave Systemsなどが参加している。 ・ ニュースリリース http://www.w3.org/2002/04/svg11-pressrelease.html.ja ・ Mobile SVG Profiles（英文） http://www.w3.org/TR/2002/CR-SVGMobile-20020430/ ・ KDDIは「C5001T」「C3001H」「C3002K」の実機展示とSVGのデモ （湯野 康隆） 2002/05/01 17:55 | ||||||
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