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東京ウェブリンク、社名を「マジックメール」に改め鷹山傘下に
鷹山代表取締役社長(YOZANグループ代表)の高取直氏
鷹山の筆頭株主 高取育英会(YOZANグループ)は、ボーダフォングループの日本テレコムと協議の結果、日本テレコムの子会社である東京ウェブリンクを12月4日付けで買収した。これにより、東京ウェブリンクは社名を「株式会社マジックメール」と改め、鷹山の傘下で新たな事業に参入していく。
東京ウェブリンクは、1都3県(東京・神奈川・埼玉・千葉)をカバーし、280MHz帯の電波でページャー事業を行なってきた第一種電気通信事業者。今回、その全株式をYOZANグループに売却したことで、新会社「株式会社マジックメール」として、新規事業に乗り出す。なお、今回の売却金額については明らかにされていない。
今後の事業展開としては、既存の280MHz帯を緊急災害時用の防災連絡網として活用するほか、情報家電向けの通信ユニット「エンベデッドフォン」などのインフラやシステムを構築・開発していくという。
具体的には、建物間に行き渡る到達力に優れ、地下鉄やトンネルの内部でも中継機を介さずに通信できるという特性を持つ280MHz帯の電波を「公共防災網」に活かし、通話が不可能になることが想定される緊急災害時でも、「マジックメール・ユニット」を搭載した2G・3Gのデュアル端末に対して必要最低限のメールが送信できるようにするインフラを整備する。マジックメール・ユニットには、携帯電話の電源がスリープ中でも常時待受状態でいられる「パーフェクト・スリープ機能」や「クイックレスポンス機能」などの搭載も想定され、実際の製品投入時期は来期以降、当初は地方公共団体への投入が予定されているという。
また、家電機器に「エンベデッドフォン」を搭載した場合のサービスとしては、携帯電話から「020」の局番へダイヤルすると、280MHz帯を介して自宅のビデオ録画を可能にし、折り返し携帯電話に実行結果の通知メールを配信するといった基本使用料無料のサービスを想定しているという。
280MHz帯の電波を「公共防災網」に活かして緊急災害時でも2G・3Gのデュアル端末にメール送信が可能なインフラを提供
家電機器に「エンベデッドフォン」を搭載して携帯電話と通信するサービスも想定されている
マジックメールの代表取締役者社長には、元 東京ウェブリンク社長の高木健次氏がそのまま就任。カバーエリアは東京ウェブリンクの業務区域と同様の1都3県(基地局数:約80)で、従業員もそのまま残る。旧 東京ウェブリンクのサービス利用者に対しては、ページャー事業も継続して提供していくという。
マジックメールの高木社長は、「数年前には30社ほどあったポケベル事業者も、今現在では29社が撤退している状況。東京ウェブリンクも例外に漏れず苦しい業績となったが、会社を潰すことだけはしたくなかった」と語り、鷹山代表取締役社長(YOZANグループ代表)の高取直氏は、「これにより、W-CDMA向け内部機器開発のベンチャーである鷹山は、今後サービスオペレーターを目指していく」としている。
左から、日本テレコム 常務取締役の片岡忠衛氏、鷹山代表取締役社長(YOZANグループ代表)の高取直氏、マジックメール(旧 東京ウェブリンク)代表取締役社長の高木健次氏
・ 鷹山
http://www.yozan.co.jp/
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日本テレコム、東京ウェブリンクの全株式を鷹山へ譲渡
(松下 麻利)
2001/12/04 21:05
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