東芝は、Pocket PC 2002を搭載したPDA「GENIO e」2機種を発表した。標準モデル「GENIO e 550X」が12月6日、1GBのマイクロドライブがパッケージに同梱される「GENIO e550X/MD」が12月20日にそれぞれ発売される。価格はともにオープンプライスだが、同社Webサイトでの直販価格は550Xが6万4800円、550X/MDが9万9800円。
今回発表されたGENIO eは、8月に発売された「GENIO e550」をベースにOSをPocket PC 2002にアップグレードした後継機種。デザインやCPU、インターフェイスなどハードウェアに大きな変更は加えられていないが、主な変更点としては、標準搭載メモリが32MBから64MBになったこと、バッテリー持続時間が4時間延びたことなどが挙げられる。
CPUは、インテル製のStrong ARM 206MHzを採用。ディスプレイにはフロントライトを備えた240×320ドットの6万5536色反射型カラーTFT液晶を搭載している。インターフェイスには、周辺機器の接続に対応したSDカードスロットとType2のCFカードスロット、赤外線ポートを備えており、SDカードスロットとCFカードスロットは同時に使用が可能。CFカードスロットにはP-in M@sterやAirH" C@rd petitなどの通信モジュールを装着してインターネットに接続できる。
ソフトウェアについては、Pocket Word/Excel、Pocket IE、Pocket Outlook、Windows Media PlayerといったPocket PC添付のソフトウェアをはじめ、路線探索ソフト「JRトラベルナビゲータ」や国語・英和・和英辞典ソフト「辞スパ」などが付属する。