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Cmodeは、自動販売機にiモード端末を利用したユーザー認証機能を搭載し、キャッシュレス決済やクーポン提供を行なうサービス。iモードの公式サイト「コカ・コーラ モーメント」内の「Club Cmode」で会員登録をすると、ネット上にいわば銀行口座のようなものが開設される。ユーザーはCmode対応自動販売機「シーモ」に現金を投入することで口座にお金をチャージしたり、その口座のお金を使って飲み物などを購入できる。 「シーモ」には、iモードの画面に表示された２次元バーコードを読み取るセンサーが搭載される。「Club Cmode」に会員登録したときに与えられる個人認証用の２次元バーコードを「シーモ」に認識させれば、口座にお金をチャージすることができる。また、「Club Cmode」サイト上で飲み物やコンテンツを選択すると、商品認証用の２次元バーコードが画面に発行されるので、そのバーコードを「シーモ」に認識させれば、口座からお金が引かれ、「シーモ」から商品を受け取れる。 Cmodeでは飲み物だけでなく、地図や着信メロディなどの販売も行なう。たとえば「シーモ」には画面やプリンタが内蔵されているので、チャージされたお金で、周辺のグルメマップを「シーモ」の画面に表示させたり、プリントアウトさせることができる。 また「シーモ」はドコモのパケット通信網DoPaによってネットワークにも接続されているので、iモードコンテンツの販売も行なえる。たとえば、ユーザーが「シーモ」で認証を行ない、コンテンツを選んで現金を投入することで、「シーモ」がコンテンツのサーバーと通信し、そのユーザーのiモード端末で着信メロディなどのコンテンツをダウンロードできるようになる、といったシステムが構築可能だ。 通常の公式コンテンツでは、ドコモの料金回収システムを利用するが、ドコモでは現在、公式サイトに対して月額制のサービス料金回収代行しか行なっていない。Cmodeでは独自のプリペイド口座を持つことで、ドコモのシステムでは不可能な「ダウンロード課金」や「コンテンツ以外の商品（飲み物や地図など）の決済」が行なえるようになる。 Cmodeにおいて「シーモ」は、集金装置とデリバリーシステムの両方の機能を果たす。ただし、チャージされたお金でiモードのコンテンツを購入するだけの、ユーザーが「シーモ」の前に立たないでも利用できるサービスではなく、ユーザーが「シーモ」の前に立つ、という行為を１つのトリガーとするサービスが、Cmodeのメインとなる。 Cmodeの実証実験は、まず９月３日～９月17日が第１段階として、お台場にある「ワールド オブ コカ・コーラ 東京」と、渋谷の「Shibuya 109」「ドコモショップ宮益坂店」の３カ所でそれぞれ１台ずつ「シーモ」が設置されて行なわれる。「ワールド オブ コカ・コーラ 東京」では先行して８月20日より展示が行なわれる予定。 ９月18日～12月31日までは、第２段階として、第１段階の３カ所に加え、渋谷地区を中心に25台の「シーモ」が設置される。その後の展開は、実証実験の結果によるという。 「シーモ」の実証実験には、ぴあデジタルコミュニケーションズ、ツタヤオンライン、インデックス、セガがコンテンツなどの提供を行なう。 ・ Cmode http://cmode.jp/ ・ ニュースリリース http://www.nttdocomo.co.jp/new/contents/01/whatnew0808a.html ・ ドコモなど３社、iモードで自販機からコーラを買う実験を実施 （白根 雅彦） 2001/08/08 19:51 | ||||||
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