米Palm社は6月7日、モナコ・モンテカルロで開催中の「Bluetooth Congress 2001」において、同社が東芝と共同開発した「Palm Bluetooth カード」を発表し、年内にも150ドル以下(店頭予想価格)で発売すると発表した。
今回発表された「Palm Bluetooth カード」は、Palm同士、またはBluetooth対応の携帯電話、ノートパソコン、プリンタ、ネットワークハブ、他のPDA端末などで、10メートル以内のローカル通信が可能なSDカード。SDカードの拡張規格である「SDIO」で設計され、Palm OSの最新版「Palm OS 4.0」を搭載するSDカードスロットを持つ「m500」「m505」で使用できる。
同社は「Palm Bluetooth カード」の発売時期に合わせ、Bluetooth対応のソリューションを提供する意向で、Bluetooth開発企業各社と協力し、現行のPalm OSをBluetoothに対応させるための開発キットやAPI技術情報などを同社のWebサイトで公開している。