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ケータイをかざして対戦、「iアプリタッチ」

 「iアプリタッチ」は、FeliCa(おサイフケータイ)機能を使って、携帯電話同士をかざすとBluetoothでのペアリングがすぐ成立するという機能。友人同士での対戦ゲームプレイといった利用スタイルが想定されている。

 非接触ICで対応機種同士をかざしあうとペアリングしたりデータ通信したりできる、といったコンセプトは、次世代の非接触IC「NFC」で採用されている。今回の「iアプリタッチ」は同様のコンセプトをFeliCaを使って実現したものとなる。iアプリ(Starプロファイル)の仕様と、ソニーの技術「CROSS YOU」で実現した機能という。今回は携帯電話同士だが、仕組みとしては家電などとの認証にも利用できる。

 使いたいアプリを立ち上げて、携帯電話のFeliCaマーク同士をかざすと、その場でBluetoothのペアリングが成立し、ゲーム対戦などアプリ間で通信できるようになる。このとき、一方の携帯電話は呼びかけ側(親)で、もう一方が呼びかけに応える側(子)となる。かざすほうだけでなく、受け手となる側も「受信する」といった選択肢を選ばなければペアリングは成立しない。ペアリングが成立すると、パケット通信ではなく、ローカル通信となるためパケット通信料はかからない。


タイムラグは感じずに対戦ゲームを楽しめる プリセットの「いっしょにデコ」では、撮影した写真を2台の携帯電話で同時に装飾できる
タイムラグは感じずに対戦ゲームを楽しめる プリセットの「いっしょにデコ」では、撮影した写真を2台の携帯電話で同時に装飾できる

 「iアプリオンライン」対応アプリであれば、iアプリタッチのホストとなるケータイから、他の場所にいるユーザーと接続することもできる。たとえば、手元の携帯電話と、その場にいる友人の携帯電話をiアプリタッチで繋いだ後、iアプリオンライン経由で他の場所にいるユーザーと接続する。こうすることで、自分と友人を1つのチーム、他の場所にいるユーザーとその友人が1つのチームとなって、サッカーなどのゲームでチーム対戦できる。

 今回の発表に合わせ、サッカーやテニス、ボウリング、テトリス、カーレース、格闘といったiアプリタッチ対応ゲームが発表されている。ただし、ゲームだけに限られる機能ではなく、プリセットアプリ「いっしょにデコ」では、プリントシール機のように撮影した写真を2台の携帯電話で装飾できる。

 今夏モデル以降で利用できるが、今回発表された新機種のうち、L-04A、L-06A、P-10A、SH-05A、F-08A、T-01A、HT-03Aでは利用できない。

■ フォトギャラリー



URL
  ニュースリリース(iアプリタッチ)
  http://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/page/090519_00.html#p02
  ソニー プレスリリース
  http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/200905/09-056/
  ソニー、FeliCaを使って無線接続を自動化できるソフトを開発[BB Watch]
  http://bb.watch.impress.co.jp/docs/news/20090519_169528.html

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(関口 聖)
2009/05/19 18:39


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