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KDDIおよび沖縄セルラーは、CDMA 1X WIN端末のEメールにおいて、パケット通信料が正しく計算されない障害が発生していたことを明らかにした。現在は復旧している。4月請求分に影響するため、両社では誤計算分を差し引くなどの措置で対応する。
誤計算の障害が発生したのはWIN端末におけるEメールのパケット通信料で、Eメール以外のパケット通信や1X端末は対象外。障害発生期間は3月6日午前10時~3月15日午前3時10分の、10日間弱の期間。実際に利用したEメールのパケット通信料より過剰に計算された場合と、過少に計算された場合の、二通りのケースが存在する。
障害発生の原因は、メール課金システムの機能改修作業において、パケット通信料を計算する設定に誤りがあったため。障害発生期間中のパケット通信料については再計算中としている。実際に影響受けたユーザーの数も、現在調査中。影響を受けた可能性のあるユーザーは、過剰に計算されたユーザーが最大約867万人、過少に計算されたユーザーが最大約1236万人。
■ 4月請求分を調整
障害発生期間が3月初旬ということもあり、17日現在では、影響を受けたユーザーに課金や請求は行われていない。同社では、再計算に時間がかかることから、実際に影響を受けたユーザーに対し、障害発生期間が含まれる3月の利用分(4月請求分)を調整し請求する。
具体的には、3月6日午前10時~3月15日午前3時10分の障害発生期間中に利用したEメールのパケット通信料について、過剰に計算されていたユーザーに対しては、障害発生期間中のEメールのパケット通信料を無料とする。
過少に計算されていたユーザーに対しては、過少に計算された金額のまま請求を行う。
■ 料金安心サービス利用者向けの措置
利用が一定額を超えるとサービスを停止できる「料金安心サービス」の利用停止コースを利用していたユーザーに対しては、過剰に計算された結果、利用停止となっていた場合、専用ダイヤルに連絡するなどすれば停止を解除できる措置をとる。
また、過剰に計算されていたユーザーで、利用停止コースを利用しているユーザーは、4月請求分の月額利用料105円が無料になる。
■ 料金照会サービスは一時停止
パケット通信料の計算が誤っていたことで、EZweb上などで提供している通話料・通信料照会サービスが一時停止されている。パケット通信料以外の料金照会サービスは19日より再開される予定で、3月29日にすべての料金照会サービスが再開される見込みとなっている。
■ URL
料金計算障害について
http://www.kddi.com/corporate/news_release/2009/0317c/
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(太田 亮三)
2009/03/17 16:03
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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