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インテル説明会、WiMAXがもたらす新たなライフスタイル
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インテルの吉田氏
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インテルは3日、報道関係者向けの説明会を開催し、2月26日よりUQコミュニケーションズがサービスを開始した「UQ WiMAX」などに言及した。
インテルの代表取締役社長である吉田和正氏は、国内初のモバイルWiMAXサービスについて、UQコミュニケーションズを積極的に支援していく立場をあらためて示した。「海外ではすでにサービスが開始されているところもあるが、2012年までに人口カバー率90%を実現する約束は日本以外にはない。UQコミュニケーションズとともに、カバー率達成に向けて全力をつくす」と語った。
さらに、2009年後半には、インテルのCentrino2プロセッサーとWiMAXを組み合わせたものが実現すると述べ、ノートパソコンにおいて無線LANが標準搭載となったように、WiMAXも普及拡大することが語られた。「2008年にノートパソコンの出荷がデスクトップを抜いた。2009年は大きくノートパソコンが拡大する。3Gはどこでも通じる反面、速度がネックになる。そのギャップを埋めるのがWiMAX。製品がより小さくスタイリッシュになり、高性能で広帯域の非常に優れたモバイルデバイスが登場する。そういう世界をメーカーなどと協力して展開する」と述べた。
このほか吉田氏は、携帯電話、無線LAN、モバイルWiMAXの3種類のアンテナを共有する技術を研究中であると紹介した。インテル社内では、営業部門のスタッフに約200個のWiMAXデータ通信端末を配布し、ユーザー企業として実環境での調査も行っているという。
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江田氏
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土岐氏
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インテルのマーケティング本部長 江田麻季子氏は、ノートパソコンの3つのキーワードとして、モビリティ(携帯性)、コネクティビティ(接続性)、パフォーマンス(性能)の3つをあげた。WiMAXへの対応によって広帯域でインターネットが活用できるようになった一方で、Core2Duoプロセッサーの性能向上や、次世代プラットフォーム「Calpella」(カルペラ)の開発といったパフォーマンスの向上についても継続して行っていくとした。
また、WiMAXのデモンストレーションとして、YouTubeのストリーミング再生、電子コミックのダウンロード、音楽のストリーミング再生、パソコン向けのオンラインゲームなど、都内数カ所で試した結果なども紹介された。有楽町駅前にいるスタッフとSkypeを使ってビデオチャットする試みはリアルタイムで行われた。
このほか、技術担当のインテル技術本部 技術部長の土岐英秋氏は、WiMAXとWi-Fiのデュアル対応チップを紹介。UQ WiMAXの本サービスのスタートに合わせて、WiMAXモジュール内蔵ノートパソコンが登場することや、次世代のプラットフォーム「Calpella」において、さらなる低消費電力化、さらなるパワーマネジメントの効率化が図られることなどが語られた。
■ UQ WiMAX
ちなみに、この日のインテルのイベントは、東京都千代田区丸の内の東京會舘11階で行われた。本誌で調達したUQ WiMAX端末「UD01NA」を利用して、通信速度測定サイト(ブロードバンドスピードテスト)で数回計測したところ、下り1.3~2.0Mbps、上り130~150kbpsとなった。同じ場所でイー・モバイルの「D12LC」も計測したところ、下り350~420kbps、上り32kbpsだった。
■ フォトギャラリー
■ URL
インテル
http://www.intel.co.jp/
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(津田 啓夢)
2009/03/03 15:06
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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