電気通信事業者協会(TCA)は、2009年1月末時点の携帯電話・PHSの契約数を公表した。
1月はソフトバンクが12万400件、イー・モバイルが7万1700件、NTTドコモが6万4300件、KDDIが1万2600件と、各事業者ともに純増を記録した。ただし、地域別に見ると、ドコモが全国で純増したのに対して、KDDIの中部(-1600件)、ソフトバンクの北陸(-500件)と東海(-1400件)は純減を記録している。
なお、1月の累計契約数においてソフトバンクが2012万200件となり、2000万契約の大台を超えている。
MNPによる契約数についても各社が公開している。ソフトバンクが4500件、ドコモが2500件、イー・モバイルが200件のプラス(転入超)となる一方で、KDDIが7500件のマイナス(転出超)となった。これによりKDDIは、MNPにおいて4カ月連続の転出超を記録したことになる。
3キャリアの第3世代携帯電話(3G)の契約純増数は、ドコモが39万3400件、ソフトバンクが32万1900件、KDDIが2万4600件。イー・モバイルは3Gのみとなるため、前述の数値と同数となる。インターネット接続サービスは、Yahoo!ケータイが7万3000件、iモードが3万900件、EZwebが1万3300件、EMnetが2300件の純増となった。
一方、国内唯一のPHS事業者であるウィルコムは、2万800件の純減を記録した。2008年11月に4カ月ぶりに純増に転じ、12月も純増を記録した同社だったが1月は再び純減に転じた。地域別に見ると、東京エリアでの1万5000件の純減が目立っており、純増したのは東北と四国エリアのみ(いずれも+100件)だった。
【携帯電話:各グループごとの加入者数および総計】
事業者 |
純増数 |
累計 |
NTTドコモ |
64,300 |
54,219,400 |
KDDI |
12,600 |
30,562,800 |
ソフトバンク |
120,400 |
20,120,200 |
イー・モバイル |
71,700 |
1,191,800 |
総計 |
269,000 |
106,094,200 |
【第3世代携帯電話:各グループごとの加入者数および総計】
事業者 |
純増数 |
累計 |
NTTドコモ |
393,400 |
47,887,900 |
au |
24,600 |
30,228,000 |
ソフトバンク |
321,900 |
17,570,400 |
イー・モバイル |
71,700 |
1,191,800 |
総計 |
811,600 |
96,878,100 |
【携帯電話:インターネット接続サービス契約数】
事業者 |
純増数 |
累計 |
iモード |
30,900 |
48,180,500 |
EZweb |
13,300 |
25,926,600
|
Yahoo!ケータイ |
73,000 |
16,134,000 |
EMnet |
2,300 |
51,600 |
総計 |
119,600 |
90,292,700 |
【PHS:各グループごとの加入者数および総計】
事業者 |
純増数 |
累計 |
ウィルコム |
-20,800 |
4,549,000 |
総計 |
-20,800 |
4,549,000 |
■ URL
TCA事業者別契約数
http://www.tca.or.jp/database/2009/01/
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(津田 啓夢)
2009/02/06 16:01
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