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KDDI、TransferJet対応試作機でデモ披露
かざしてダウンロード
29日のKDDI新商品発表では、近接無線転送技術「TransferJet」を搭載した携帯電話(試作機)が披露された。
TransferJetは、ソニーが中心となってコンソーシアムによる仕様策定が進められている非接触データ転送技術。通信したい機器同士をかざすことで通信が行えるFeliCaのような直感的なインターフェイスで、300Mbps以上の高速データ転送が可能となっている。
FeliCaの利用周波数は13.56MHzだが、TransferJetでは現在4.48GHzという非常に高い周波数が使われている。担当者によれば、認証に強いFeliCaに対して、TransferJetはデータ転送での利用を想定した直感的な高速データ転送技術という位置付けになるという。現在、バージョン1.0の仕様策定を進めており、春頃にも発表される予定だ。
携帯電話に搭載された試作機は、ソニー・エリクソンが開発したもの。auショップなどで端末をかざすことでコンテンツデータを転送したり、プロモーション動画をかざしてダウンロードしたりするといったデモなどが行われた。
なお、試作機のデータ転送速度は20Mbpsとなっている。パソコンを使うなどハードウェアスペックを向上させれば、現状でもさらに高速なデータ転送が可能だが、携帯電話のハードウェアスペックに合わせて設計されているという。着うた1曲は約1秒でダウンロードできる。
TransferJetのモジュールサイズなどは現時点で非公表となっている。担当者によれば、利用周波数が携帯電話やFeliCaと大きく異なるため、内部のアンテナなどに干渉が置きにくく、携帯電話への実装向きの技術だという。FeliCaチップとのワンチップ化なども想定し、実用化研究が行われているとのこと。
KDDIでは、当初よりTransferJetのコンソーシアムに参画している。携帯電話への展開を含めて導入を検討しているという。
コンテンツを選んで端末をかざす
ポスターなどから動画コンテンツをダウンロードするイメージ
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URL
TransferJetコンソーシアム
http://www.transferjet.org/
KDDI
http://www.kddi.com/
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(津田 啓夢)
2009/01/29 18:54
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