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富士通、F-01Aなどドコモ向け端末の説明会

F-01A
 富士通は、19日にNTTドコモから発売された「F-01A」をはじめとした、ドコモ向けの新端末に関する記者向けの説明会を開催した。F-01Aは実機が、それ以外の「F-02A」「F-03A」「F-04A」はモックアップが展示され、担当者が端末の特徴などについて質問に答えた。


F-01A
 19日にドコモの冬モデル第1弾として発売された「F-01A」は、PRIMEシリーズに位置付けられた端末で、機能・性能ともに充実したハイスペックな端末に仕上げられている。防水、タッチパネル、モーションセンサー、520万画素カメラが大きな特徴で、指紋認証センサーも備える。

 F-01Aはドコモのハイエンドモデルとして初めての防水モデルとなり、IPX5/IPX7準拠の防水性能を実現している。電池カバーや端子カバーにはパッキンが施され、背面の指紋認証センサーも表面が特殊なカバーで覆われているが、指紋センサー自体の感度・強度は従来よりも強化されているという。2軸ヒンジを採用したモデルとなるが、ハイエンドモデルということで液晶側ボディとテンキー側ボディを接続するケーブルの数も非常に多くなっている。このため膜状のフレキシブルケーブルではなく細線同軸ケーブルを用いて、ヒンジの内部にケーブルを通す手法が用いられている。ヒンジ部分は浸水を前提に設計されており、チューブに収められた細線同軸ケーブルはテンキー側および液晶側に接続されるポイントでパッキンによる防水処理が施されている。


指紋センサーの表面は防水処理のため特殊なカバーで覆われるが、感度・強度ともに向上しているという 水中で動作している様子

ガスケットや二軸ヒンジモジュールが目を引くF-01Aの分解モデル 二軸ヒンジモジュール。細線同軸ケーブルを収納した防水チューブの両端にパッキンが確認できる

カメラ機能と顔認識の様子。画面右上がタッチパネルのシャッターボタン。左下にはプッシュトークボタンで切り替えるフルオート機能が表示されている
 カメラは520万画素のCMOSカメラで、タッチパネルやモーションセンサーとの連携機能も積極的に盛り込まれている。液晶を表にして閉じた撮影スタイルでは、「シャッター」と画面上に表示されたボタンをタッチすることでシャッターが切れるほか、任意の場所をタッチしてピントを合わせフォーカスポイントを指定できる。フルオートモードでは任意の場所をタッチ後、ピントが合うと即座にシャッターが切れる。フルオートを解除するとピントが合ったフォーカスロックの状態で止まり、シャッターは任意のタイミングとなる。顔認識機能にも対応しており、一度に最大10人までの顔を認識できる。モーションセンサーとも連動し、撮影時に天地の方向を認識可能。携帯を縦にして撮影すれば縦長の写真として保存され、横にして撮影すれば横長の写真として保存される。撮影後の写真を閲覧する場面でもタッチパネルやモーションセンサーと連携した機能が用意されており、携帯の向きに合わせて写真が縦、横に回転するほか、タッチパネル上のドラッグ操作で次の写真を表示するといったことが可能になっている。


 フルブラウザでもモーションセンサーを利用した機能が用意されており、側面のプッシュトークボタンを押しながら端末を傾けるだけで、画面をスクロールできる。スクロール中は、半透過で表示位置がページ全体のどのあたりなのかも表示される。また、フルブラウザ利用時には、タッチパネル上で文字入力も可能で、テキスト入力フォームをタップすると文字入力画面に切り替わる。本体の文字入力機能とは別の機能で、フルブラウザ上の検索ボックスなど、簡単な文字入力を想定したものとなっている。

 また、モーションセンサーはサブディスプレイの表示とも連携しており、携帯の向きに応じて上下の向きが正しく表示されるようになっている。


フルブラウザでは、プッシュトークボタンを押しながら傾けることで自動的にスクロールできる フルブラウザのテキスト入力フォームをタップすると現れる文字入力インターフェース

F-03A
 このほか説明会には「F-02A」「F-03A」「F-04A」が展示されていたが、モックでの展示となり動作は確認できなかった。

 F-01A同様にPRIMEシリーズに位置付けられる、ラウンドフォルムが特徴的な「F-03A」は、11月5日のドコモの発表会で展示された頃より仕様を変更し開発されているとのことだった。具体的には、閉じた状態でタッチパネル上に現れるセレクター「タッチセレクター」の仕様が若干変更されているとのことで、発表時は画面上のどこでも円周軌道を描けばタッチセレクターとしてカーソル操作が行えたところが、タッチセレクターの絵柄の上をなぞった場合のみ操作できるように変更されているという。ただ、絵柄の上をなぞる操作では厳密な判定を行わず、円周軌道がおおまかな軌道になっても認識できるようにしたいとのことだった。担当者は、タッチセレクターの回転操作が画面上のどこでもできるようになると、画面が指紋だらけになってしまうといったことを気にしているようだった。ただしこれらは、いずれも開発中の段階で、仕様が確定している訳ではないという。

 「F-03A」はタッチパネル対応ディスプレイでありながら、ディスプレイ表面がラウンドフォルムになっている点も特徴だが、静電式容量式のセンサーを表面パネルの裏側から曲面形状に合わせてはり付けるなどの工夫をこらしているという。発売時期については2009年の1月に発売したいという希望が担当者から聞かれた。


会場にはF-01AのテレビCMに登場する宇宙人が襲来していた


URL
  製品情報(NTTドコモ)
  http://www.nttdocomo.co.jp/product/foma/prime/f01a/
  製品情報(富士通)
  http://www.fmworld.net/product/phone/f-01a/

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(太田 亮三)
2008/11/19 14:25


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