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対応機種であるF-01A(11/19発売)
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NTTドコモは、iアプリの新たな仕様として、「Star」と名付けたプロファイルを2008年冬~2009年春モデルで導入する。
ドコモのiアプリは、プログラム技術言語の携帯機器版であるJ2ME(Java 2 Micro Edition)のCLDC(Connected Limited Device Configuration)をベースに独自仕様を加えた「DoJaプロファイル」という仕様に基づいていた。今回導入される「Starプロファイル」はDoJaの後継とされており、CLDCで規程されたAPIのほか、iアプリ独自のAPIを利用する。
ただし、StarとDoJaには、ソースコードレベルで互換性がなく、待受アプリ機能などDoJaの一部機能はStarで廃止されていることから、Star対応の携帯電話には、Starの実行環境とは別にDoJaの実行環境が用意される。たとえば、11日時点で「Star」対応機種として公開されている「F-01A」では、DoJa5.1互換機能が用意される。なお、ドコモによれば、iウィジェット対応機種は全てStar対応機種になるという。
ドコモでは新シリーズの導入にあわせ、シンプルなアクセサリーツールを利用しやすくするサービス「iウィジェット」を導入する。Starプロファイルの技術資料では、小さなiアプリを複数同時実行できる環境を「WidgetView」と呼んでいる。WidgetView上で動作するアプリは「ミニアプリ(ウィジェットアプリ)」と呼ばれ、最大9個まで同時実行できる。
iアプリとしては、従来型のアプリであるフルアプリや、iウィジェット向けのミニアプリ、1つのJARファイルにフルとミニをまとめたフル+ミニアプリとなる。ミニアプリからはカメラや電話帳、ブックマークなどは利用できないといった制限はあるが、ミニアプリ上でシンプルな機能を提供し、フルアプリに切り替えて全ての機能を利用できる、という見せ方ができる。
ファイルサイズは、フルアプリがJARファイルとスクラッチパッド合計で2MB、ミニアプリがJARファイル50KB、スクラッチパッド200KBとなる。フル+ミニアプリはJARファイルとスクラッチパッド合計で2MBとなり、フルとミニでスクラッチパッドを共有できるが、ミニアプリ側からアクセスできるスクラッチパッドに制限がある。
このほか、携帯本体と外部メモリ間で、iアプリを移動できるオプション機能も用意される。本体メモリのiアプリを外部メモリに移すと、本体からアプリは削除され、本体に戻す時や実行時には、アプリをダウンロードした時のFOMAカード(UIMカード)を本体に装着しておく必要がある。
ドコモでは開発者向けサイト「作ろうiモードコンテンツ」で、Starプロファイルの技術資料を公開している。
■ URL
Starプロファイル向け技術資料
http://www.nttdocomo.co.jp/service/imode/make/content/iappli/technical_data/star/
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(関口 聖)
2008/11/11 15:13
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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