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携帯向け放送の方式提案、ソフトバンクがISDB-Tmmに変更

 総務省は、携帯端末向けのマルチメディア放送におけるシステムの提案募集を行い、結果を公表した。5件の提案が提出され、この中でソフトバンク全額出資の企画会社、モバイルメディア企画は、これまでのMediaFLOから方針転換しISDB-Tmm方式を提案している。提案された内容は技術的条件などが審議され、2009年7月に報告される予定。

 総務省が進める携帯端末向けのマルチメディア放送は、2011年7月のサービス開始を目指す次世代の携帯端末向け放送サービス。この中では2つの周波数帯が設けられ、携帯端末に適しているといわれるVHF帯ハイバンド(V-HIGH)は“次世代ワンセグ”に位置付けられている。

 総務省へのシステム提案においては、ソフトバンクの全額出資により「MediaFLO」の新サービス開発を目的に設立されたモバイルメディア企画が方針転換を行い、ISDB-Tmm方式を提案した。同社は変更理由について、「電波の有効利用や、放送法に基づく平等なサービス提供、他社や放送業界の動向などを検討した結果」としており、2009年にはISDB-Tmm方式のフィールド実験を実施する予定も明らかにしている。同社がMediaFLOで申請したユビキタス特区での実験については、今後ISDB-Tmm方式で実験が行えるよう、調整を行っていくという。

 NTTドコモやフジテレビ、伊藤忠商事など5社が参画するマルチメディア放送企画LLCは、ISDB-Tmm方式を提案している。一方、MediaFLOを提案したのは、クアルコムジャパンと、メディアフロージャパン企画およびKDDI。

 なお、今回提案され公表された内容に関連し、28日に関係者の意見陳述の機会が設けられる。



URL
  携帯端末向けマルチメディア放送 提案募集の結果
  http://www.soumu.go.jp/s-news/2008/081107_3.html
  意見聴取について
  http://www.soumu.go.jp/s-news/2008/081107_2.html
  モバイルメディア企画 「ISDB-Tmm」方式を採用(PDF形式)
  http://www.softbank.co.jp/group_sup/20081107.pdf

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(太田 亮三)
2008/11/07 15:47


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