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ジローラモ氏
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KDDIは28日、都内で新端末「URBANO」の発表会を開催した。KDDIのキーパーソンのほか、タレントのパンツェッタ・ジローラモ氏が登場した。
KDDIのコンシューマ事業統轄本部 コンシューマ商品企画本部長の長島孝志氏からは、KDDIの新たな市場への取組みが語られた。同氏は、携帯電話が普及したこれまでの状況を説明し、当初ビジネスユースを中心に普及し、その後20~30代のパーソナルユースが拡大したと説明。若者層を中心とした普及で、携帯電話が音声主体から情報端末へと高機能化したという。
長島氏は、年代別の普及状況について語り、20~40代では9割以上が携帯電話を所有しており、50代で8割、60台でも6割が利用していると述べた。50代以上の普及率は上昇傾向にあり、KDDIではこの層の獲得を本格的に行う方針だ。
しかし、50代以上のユーザーにとってみると、携帯電話の市場は若者向けにマルチメディア機能が発達した現在の携帯電話と、いわゆるシニア向けに位置付けられる端末に二極化している状況という。長島氏は、50代以上にとって新しい位置付けとなる「新『大人向け』ケータイ」として、第1弾「URBANO」を投入すると述べた。
また、KDDIが「大人」と表現する50代以上向け端末のコンセプトとして、実用的な機能やサービスの強化や、「ワンランク上」をイメージする端末をあげた。サービスへのダイレクトな導線を用意し、ユーザーインターフェイスも使い易いようきめ細かい配慮が必要だとした。
さらに、KDDIでは2009年春頃を目途に、協業企業と連携したサービスやコンテンツなども提供していく方針。「Travel」「Health」「Useful」を3軸に、auだけに留まらないサービスを展開していくという。
このほか、NTTドコモの706ieシリーズや、ソフトバンクモバイルのTHE PREMIUMシリーズなどとの違いを問われたKDDIの村井義明氏(コンシューマ事業統轄本部 コンシューマ商品企画本部 au市場開発部長)は、「一般的な機能で負けているつもりはないが、今回はデザインで絶対に勝とうと考えた」と語った。長島氏からは、30~40代向けの端末が次回の発表会では登場する予定であることが語られた。
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KDDIの長島氏
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50代以上の携帯電話普及率が上昇
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50代世代に注目
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端末の位置付け
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「大人」のケータイ端末とは
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■ “ちょいワルおやじ”ジローラモ氏、「名刺リーダー」を絶賛
発表会では、特別ゲストとして、モデルやタレントとして活動しているジローラモ氏が登場。「URBANO」について、「かわいいケータイ、とっても使いやすいね。特に名刺の機能(名刺リーダー)にはびっくり。僕らの世代にとって、ケータイの進化は信じられないくらい」と語った。
時計は山ほど持っているが、ほとんど時刻を合わせずアクセサリー感覚で利用しているというジローラモ氏。高級時計をイメージしたサブディスプレイ部分について、「携帯電話の時計は正確だからいつも見ている。イタリア人は派手なイメージがあるが、URBANOは洋服に合わせやすい黒がいい」と話していた。
■ URL
ニュースリリース
http://www.kddi.com/corporate/news_release/2008/0828/
製品情報
http://www.au.kddi.com/seihin/ichiran/cdma1x_win/urbano/
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(津田 啓夢)
2008/08/28 17:09
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