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au、上質で使いやすさにこだわった「URBANO」開発

URBANO(アルバーノ)

URBANO(アルバーノ)
 KDDIおよび沖縄セルラーは、基本機能を充実させて、使いやすさに配慮したシャープ製の折りたたみ型携帯電話「URBANO」(アルバーノ)を発表した。9月中旬以降に発売される。

 「URBANO」は、上質感のあるデザインに使いやすい機能をおさめた折りたたみ型のCDMA 1X WIN端末。KDDIが現行ラインナップで採用している携帯電話の共通プラットフォーム「KCP+」ではなく、旧モデルなどで採用されてきた「KCP」を採用している。

 製品名の「URBANO」は、イタリア語で“都会”を意味する単語を英語風の読み方で“アルバーノ”としたもの。auの通常ラインナップは型番で呼ばれるが、「URBANO」が製品名となる。型番上は「W63SH」。

 メインディスプレイは約3.0インチ、240×400ドットのモバイルASV液晶、サブディスプレイは約1.3インチ、80×128ドットのモノクロSTN液晶を搭載。サブディスプレイ側のボディは高級時計を意識したデザインを採用し、透明アクリルパネルの下に細やかなエンボス加工が施されている。サブディスプレイを中心に上下左右に銀色の刻印があり、アナログ時計を表示すると腕時計のようなデザインになる。

 文字を大きく表示するでか文字設定に対応し、受話音量が通常よりも大きいでか音量をサポート。ボタン部はシートキーではなく分離型のキーを採用している。担当者によると、シートキーの方が薄くできるものの、押しやすさなどを考慮した上での判断だという。方向キーの左右に配置されたメールボタンやEZwebボタンのアイコンは若干大きめに表示されている。また、数字キーは中央列の「2、5、8、0」キーが左右の数字より少し下に配置されており、押し間違えを軽減するとしている。「0」キーの下には「W52SH」や「W61Sh」と同様にTASK barボタンが用意されており、擬似的ながらマルチタスク機能が利用できる。同ボタンを長押しすると、のぞき見防止機能が利用できる。


エターナルホワイト ジェニュインレッド
エターナルホワイト ジェニュインレッド


 KDDIでは、端末のターゲットを「50代以上のアクティブな大人世代」と表現している。いわゆるシニア向け端末と高機能モデルの中間に位置付けられたモデルとなる。趣味・志向を持った“まだまだ若い者には負けない”層がターゲットになるようだ。

 なお、メニュー画面にはカスタマイズされた「au one」にアクセスできるアイコンが用意されている。この「au one」ポータルは、文字が通常のEZwebサイトよりも少し大きめに表示され、よりわかりやすいように配慮されている。EZwebボタンからアクセスすれば、通常のau oneポータルにもアクセスできる。文字サイズも大きく読みやすい文字に一括変換が可能。簡単メニューのようにメニュー項目が省略されることもない。

 ワンセグ機能に対応し、内蔵の3軸加速度センサーを利用して、端末を横にすると自動的に画面が横画面に切り替えられる。視聴時間は最長5時間。なお、アンテナは内蔵型となり、端末を開いた状態で利用することになる。録画予約にも対応しているが、その場合は端末を開いておく必要がある。

 カメラはオートフォーカス付きの203万画素CMOSとなり、microSDカードスロットを装備する。カメラを使った機能として、ルーペ代わりに文字などを拡大できる機能や、名刺が読み取れるOCR機能「名刺リーダー」などが用意されている。

 また、ユニークなところでは、カメラでゴルフのピンを撮影すると、ボールからカップまでの距離を計測できる「ゴルフスコープ」機能などもプリセットされている。ゴルフのピンは2.2m程度と規定されているため、ピンを撮影してからピンの上下を指定すると、そのおおよその距離が計測できるというものだ。距離はヤード表示のほかメートル表示も可能。タッチ&トライ会場は限られたスペースであるため、残念ながらゴルフのピンは用意されていなかったものの、「ゴルフスコープ」機能は、ピンに相当する対象物の長さが分かれば距離を計測できる。試しに、壁の反対側にあったポスターに描かれていた長さ20cm程度のエクスクラメーションマークをを撮影すると、「10m」と表示された。

 このほか、加速度センサーを利用した歩数計も用意されている。あらかじめ体重や歩幅を設定しておくと、歩数や歩行距離が計測できる。歩数はサブディスプレイに表示できるほか、目標設定や履歴表示も可能となっている。

 おサイフケータイやTouch Messageに対応するほか、赤外線通信(IrSimple),
防犯ブザー、フェイク着信、ファミリンクリモコン for AQUOS、PCサイトビューアー、LISMO、au Smart Sports Run&Walkなどに対応する。プリセットのEZアプリには、ワイド画面表示対応のゴルフゲームなどが用意されている。文字入力時の予測変換は「ケータイ Shoin6」となる。

 大きさは約50×106×16.8mmで、重さは約121g。連続待受時間は約270時間(歩数計ON時)で、連続通話時間は約260分。ボディカラーはクラシックブラック、エターナルホワイト、ジェニュインレッドの3色。なお、クラシックブラックのみボタン部側の塗装にソフトフィール仕上げが施されており、ゴムに似たしっとりとした手触りがとなっている。







スピーカー部の下にあるのがカメラと赤外線通信機能。フォトライトは非搭載 ワンセグ

自動的に横画面になる カスタマイズされたau oneポータル 下部にはレコメンドコーナー

■フォトギャラリー



URL
  ニュースリリース
  http://www.kddi.com/corporate/news_release/2008/0828/
  製品情報
  http://www.au.kddi.com/seihin/ichiran/cdma1x_win/urbano/

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(津田 啓夢)
2008/08/28 11:10


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