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「Yahoo!ケータイ」トップ刷新、使いやすさ向上を図る

 ソフトバンクモバイルとヤフーは、Yahoo!ケータイのトップページを7月1日にリニューアルする。対応機種は、2008年の夏モデルだけではなく既存モデルを含めた、3G端末となる。


リニューアルのポイント

リニューアル後のトップページ

リニューアル後のトップページ
 リニューアルによって、Yahoo!ケータイのトップページは、「天気」「株価」「スポーツ」などカテゴリーを表示した前半部分、最新の社会ニュースや経済ニュース、占いコンテンツなどを一覧でチェックできる後半部分で構成されることになる。

 前半部分では、従来のトップページにおいて利用頻度が高かった項目にアクセスしやすくしやすくなった。また、後半部分はYahoo!ケータイのオススメと言えるコンテンツが用意され、全体的に利便性の向上が図られている。また、検索フォームのすぐ下には、人気の検索ワードが紹介される。

 このほか、テンキーについては、「1」を押すとニュース一覧にアクセスするなど
、「1」~「5」までが後半部分のコンテンツに割り当てられ、「#」は前半部分の項目一覧に含まれない、その他のコンテンツの一覧ページにアクセスできる。


6月30日までのYahoo!ケータイのトップページ リニューアル後のトップページは923SHなどの横画面表示にも対応する
6月30日までのYahoo!ケータイのトップページ リニューアル後のトップページは923SHなどの横画面表示にも対応する

より多くの人に、より多くのサービスを

 今回のリニューアルの背景について、ソフトバンクモバイル プロダクト・サービス本部 サービス・コンテンツ統括部の甲立 隆雄氏は「Y!ボタンを押してアクセスできるYahoo!ケータイは、より多くの人により多くのサービスを使ってもらうという役割がある。ボーダフォンライブ!の時代から比べるとYahoo!ケータイとなって大幅に利用は増えたが、ここ最近はユーザーの増加数とYahoo!ケータイの利用数の増加にズレが出てきていた」と語る。


ソフトバンクモバイルの甲立氏

ソフトバンクモバイルの甲立氏
 この点について、同サービス・コンテンツ統括部の川島 佳代子氏は、「ホワイトプランで価格面をアピールし、2台目として保有される中でユーザー数の伸びと比べると、Yahoo!ケータイの利用が鈍化してきたと見ている。またプッシュ配信するコンテンツが充実してきたこともYahoo!ケータイの伸び鈍化に繋がっているのではないか」と説明する。

 そこで今回、利便性の向上を図り、利用頻度が低い人もアクセスしたくなるリニューアルを目指したという。甲立氏と川島氏は「Yahoo!ケータイの利用をライフスタイルの1つに、生活の一部にしてもらえることを目指した。キーワードは“ワイドショー”。テレビを見ていると、どの時間帯でもワイドショーを放映しているが、たとえば朝起きてニュースや天気予報を見て出社するという流れの中で、ワイドショー的な存在としてYahoo!ケータイにスッとアクセスしてもらえる形を目指し、ヤフーさんと議論を重ねた」という。


ソフトバンクモバイルの川島氏(左)とヤフーの伊藤氏(右)

ソフトバンクモバイルの川島氏(左)とヤフーの伊藤氏(右)
 またリニューアルのポイントとなる、前半/後半という構成について、ヤフー モバイル事業部企画部の伊藤 咲子氏は「グループインタビューやアンケート調査を通じて、Yahoo!ケータイの利用動向を探った。また検索と編成という2つを強みとするヤフーらしさを活かすことを考えた。前半部分の項目一覧は、もともと利用頻度が高い項目をよりアクセスしやすくした。後半部分については、日常生活で何を調べて良いかわからないというユーザーに向けて、ニュースなどのコンテンツを用意した。前半が利用実績に基づき、後半がリコメンドという形」と語っていた。

 仕組みの上では、もともとソフトバンクモバイルの端末では、Webブラウジング時に上下左右にカーソルを移動できることを活かし、Flashでトップページを表現して直感的な操作を可能としている。

 今回のリニューアルについては、ソフトバンクモバイル代表取締役社長の孫 正義氏が「Yahoo!ケータイをヤフーらしくしていくと考えた」(甲立氏)こともきっかけの1つとのことで、リニューアル後のデザインについて一言一句までチェックが入っているという。

 甲立氏は「ユーザーに対して訴求していく一方、当社ではヤフーとどれだけシナジーを出せるか追求してきた部分もある。今回のリニューアルで、まさにソフトバンクとヤフーが協力しているというコンテンツに言えるレベルになったのではないか」と述べていた。


利用実績に基づいた構成の前半部と、オススメコンテンツの後半部。左はスポーツ、右はエンタメの画面
利用実績に基づいた構成の前半部と、オススメコンテンツの後半部。左はスポーツ、右はエンタメの画面


URL
  Yahoo!ケータイリニューアル プレスリリース(6月3日発表)
  http://www.softbankmobile.co.jp/ja/news/press/2008/20080603_04/

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(関口 聖)
2008/06/30 13:24


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