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ドコモのスマートフォン「HT1100」、内覧会レポート
HT1100内覧会。イベントは今回で8回目
WindowsケータイFANおよびhtc Fan siteは25日、NTTドコモのHTC製スマートフォン「HT1100」のブロガー向け内覧会を開催。80名ほどブロガーが集まり、デバイスや対応アプリケーションの説明に耳を傾けたほか、タッチ&トライコーナーで端末の使用感を確認した。
「HT1100」は、OSにWindows Mobile 6 Profssional Editionを採用し、約2.6インチのディスプレイ、AF対応の200万画素のCMOSカメラ、10万画素のサブカメラ、スライド式のテンキー、新感覚ユーザーインターフェイス「TouchFLO」を搭載したWindowsケータイ。3GとGSMに対応し、BluetoothのほかFMラジオチューナーも搭載しているが、無線LANには非対応。専用のスタイラスが付属し、ボディ内に収納可能。オリジナル待ち受け画面「HTC Home」も用意されている。ボディカラーは「Smart Black」「Pearl White」の2色で、発売日は4月~5月中の予定。
司会の稲家氏
NTTドコモ プロダクト部 第四商品企画担当 市川一興氏
今年開催されたWindowsケータイFAN主催の内覧会は、ドコモの「F1100」、ソフトバンクの「X03HT」に続き、今回の「HT1100」で3回目となる。いずれも会場はほぼ満席の状態だ。こうしたユーザーからのリアクションを受けて、司会の稲家氏は参加者にお礼を述べるとともに、「内覧会ページの参照元」や「検索キーワード」をスクリーンで披露。特に参照元として20位にランクされた「apple.excite.co.jp」について「Macユーザーの方にも興味をもっていただいてるのがわかった」とうれしそうに語った。
NTTドコモの市川氏によれば、日本のPDA/ハンドヘルドPC市場の出荷台数の推移は2005年まで縮小傾向にあったが、2006年から増加に転じており、今後は徐々に市場の拡大が予測されるという。ドコモとしては、ビジネスユーザーに加え、コンシューマー市場の拡大も狙う構えだ。
そこで「大きい」「かさばる」「快適に動かない」「ケータイのように使えない」といったスマートフォンに対する不満を分析。「HT1100」ではQWERTYキーではなくテンキーを採用し、スマートフォンではあるが、コンシューマにも受け入れられやすく、片手で持っても違和感がない、ケータイ的な使い方ができるデザインを目指したという。
「HT1100」最大の特徴は、「TouchFLO」(タッチフロー)と呼ばれる感圧式のユーザーインターフェイスだ。ディスプレイを指先ではじくようになぞり、メニュー選択やアプリケーションの操作が行なえる機能である。
ディスプレイ下に刻印された「NTT DoCoMo」のロゴマークを起点に、上方向に指をスライドさせると「TouchFLO画面」が現れる。さらに指先を左右にスライドさせると、画面が切り替わる。フォトギャラリーでは、指先で円を描くと、回転方向に応じて拡大(右回り)、縮小(左回り)、時計回りに90度回転(右回り半回転)、反時計回りに90度回転(左回りに半回転)といった操作が可能。Webページでは、画面上をなぞるだけでスクロールさせることもできる。
内覧会ページの参照元ベスト20
ドコモ1100シリーズの特徴
HTC Nippon ビジネス・ストラテジー&マーケティング本部 ディレクター 田中義昭氏「iPhoneが米国に登場したのは6月後半であり、iPhoneより早くリリースされている」
リュウド 代表取締役 長澤久吉氏「ドコモの端末は、キーボードをつけられるようにしてほしい」と懇願
HTC Nipponの田中氏の説明によれば、「HT1100」は、昨年6月に欧州およびアジアで発売された2.5G版の『HTC Touch』がベースで、3G/HSDPA対応、スライド式テンキーの搭載など、日本の携帯電話ユーザー向けに開発したされたものだという。「日本ではFOMA HT1100、グローバルでは3.5G Touchという位置づけで、『TouchDual』(タッチデュアル)のプロダクト名で販売されている」と紹介。
「TouchFLO」の開発コンセプトについては「“取説(取扱説明書)のいらない直感的な使いやすさ”を目指した。赤ちゃんがおもちゃで遊ぶのに取説はいらない。目で見て、触って、動かす。動きのとおり、動かした分だけ動くという動作、人間的な触れ合いを、端末にどう活かすか考えた。“最初の触感を思い出して欲しい”という想いがある」と説明。長年のリサーチや開発の結果、最も簡単で直感的な使い方は、指で画面をなぞることであるという結論に達したようだ。「今、デジカメやパソコンなどハイテク機器の世界では“タッチ”するというのが1つのキーワードになっているようだ」として、ブームに期待を寄せていた。
「HT1100」に接続可能な外付けキーボードとして、リュウドの長澤氏が同社のBluetooth対応のワイヤレスキーボード「Rboard for Keitai RBK-2000BT II」を紹介。開発経緯や、操作方法などを解説した。
また、利用可能なアプリケーションについて、Kzou氏は「基本的にWindows Mobile 5/6用アプリならほとんど動くと考えよい」とした。このほか、ランチャーや翻訳ソフトなど、便利なアプリの紹介も行なった。
質疑応答では、発売日を聞き出そうとする巧みな質問も見られたが、あくまでも4月から5月の間と答えるに留まった。「この時期に内覧会が行なわれることを考えれば、そう遅くはないと想像できる」とKzou氏。「AF時の音がかなりうるさいので、もう少し静かにできないか」といった意見も寄せられた。
なお、「HT1100」のパッケージに充電器は付属せず、代わりに「FOMA miniUSB変換ケーブル」が2本付属する。すでにFOMA端末を利用している場合は、「FOMA miniUSB変換ケーブル」を使用することで既存の充電器が使用できるが、新規で購入する場合は注意が必要だ。充電器が付属しない理由については「購入時の価格を抑えるため」とのことだ。
iPhoneキラーとして紹介されている欧州の記事
アプリケーションの解説ではおなじみ、htc fan siteのKzou氏
HT1100で使用できるアプリ
質疑応答の様子
タッチ&トライで端末を確かめる参加者たち
HT1100の「Pearl White」と「Smart Black」。待ち受け画面は「HTC Home」
背面の様子
手のひらサイズ。優しいフォルムで持ちやすい
テンキーをスライドさせた状態
側面はすっきりしている
外部接続端子
選択キー(左)と、メモリカードスロット(右上)
先端には何もない
カメラボタン(左)と電源ボタン(右)
キー配置
外部接続端子の内部
付属の「FOMA miniUSB変換ケーブル」
「FOMA miniUSB変換ケーブル」を取り付けた状態
スタイラスの収納場所
スタイラスは引き出すと同時に伸びる
オリジナルの待ち受け画面「HTC Home」
ランチャーもワンタッチで表示。待受画面がメニュー画面の役割も果たす
HTC Homeから、着信音の変更もできる
設定画面
電卓
静止画撮影中の様子
動画撮影中の様子。保存形式はMP4
Office Mobile
Excelを起動した状態
TouchFLO画面
発売と同時にダウンロードが可能になるという「HTC Home」デザイン
リュウドのキーボードを使用している様子
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URL
ニュースリリース
http://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/page/070830_00.html
製品情報
http://www.nttdocomo.co.jp/product/smart_phone/ht1100/index.html
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(すずまり)
2008/04/30 11:13
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