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総務省は、情報通信審議会において、第3世代の移動通信システムを進化させた通信方式の技術的条件などの検討を開始すると発表した。
現在、国内の携帯電話の通信方式は、いわゆる第3世代(3G)に属するシステムを利用している。さらなる通信速度の高速化や電波利用効率の向上などの観点から、次世代の通信方式の開発が進められているが、2010年頃の商用化を目指し、第3.9世代(3.9G)と呼ばれる新たな通信技術の開発が進められている。その1つがNTTドコモなどが進める「スーパー3G(LTE)」となる。
今回の発表によれば、3.9Gに属する技術を国内に導入するために必要な環境、技術的条件などの検討が開始されることになった。今後は、情報通信審議会 技術分科会 携帯電話等周波数有効利用方策委員会で調査、審議が行なわれる。検討内容は、海外の動向を踏まえながら、各技術の基本コンセプトや既存システムとの兼ね合い、そして将来的に第4世代(4G)のシステムを円滑に導入するための方策などとなる。
7月を目処に基本コンセプトを整理し、年内を目処に具体的な技術的条件を定める。総務省では、12月頃にも情報通信審議会からの答申を受ける見通しを示しており、その後、規定の整備を行なっていく考え。
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携帯電話の発展状況(総務省資料より引用)
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■ URL
ニュースリリース
http://www.soumu.go.jp/s-news/2008/080410_2.html
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・ 第303回:スーパー3G とは
(関口 聖)
2008/04/10 18:47
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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